長らくですね、そうですね。5年ほど休んでいましたが、また少し書きだそうと思ってます。
この5年間位は日報を書いてました。
これは社内的なもので公開するものではないので、自分としては書き物を休んでいた訳ではありません。
ここらでまた、そうだブログをまた書きだそうと思いました。
これといった気持ちの変わりはないんですが、日常とは違う変化を求めているのかもしれません。
長らくご無沙汰してしまっているので、読者も離れていると思います。。。
ひっそりと書きだそうと思います。
でも、以前みたいに毎日はちょっときついですね。
あまり決まりをつけないで、大体月に3階位の感じで書こうと思ってます。
また読んでくれたらうれしいです。
久しぶりの更新です。
ユニットバスの排水管未接続発覚した件のその後です。
結論から言うと、職人会の責任のもと、みずから復旧工事をすることになり、
この8月に無事完成しました。
内容として、
工程としては、先ずは調査です。
約10年もの間、お風呂のお湯を床下に垂れ流してたので、床下がどうなっ
てるか!?
調査は目視、打感、そして土台や柱などの木材の含水率を専門の機器を
使い調べました。
お客様の知り合いの方で、一級建築士の方に調査内容、工事内容、工事
チェックをしてもらいました。
仮住まいに引っ越してしていただいたのですが、幸いすぐ近くにアパートが
空いていたので、3カ月の間、引っ越していただき工事しました。
工事は、腐食劣化部を直すには、床のみならず、壁も剥がし新しく復旧しなけ
ればなりません。
実は復旧工事に際して、お客様から、ついでに関係のないところで直したい
ところがあるので、この際、一緒にリフォームしたいとの申し出があり、同時に
行うことになり、かなり大がかりな工事となったのでした。
復旧工事費用はもちろんですが 、仮住まい費用、引っ越し費用も職人会で
加入している工事保険を利用しました。改めて工事保険の大切さを思い知り
ました。保険会社の対応も非常によかったので感謝しています。
この件で、他にも同じようなことがないかと心配になったので、当時のその
職人が担当したと思われるユニットバス工事の履歴を全部調べました。
この職人が施工したと思われる工事が約130件あることがわかりました。
そのお客様方に連絡し、ユニットバスの調査を、もちろん無料ですが、させて
いただくことをお願いしました。
中には、怪しがられ、そんな調査は必要ないと断られた方もいらっしゃいまし
た。また、すでに建替えられたり、引っ越されたりした方もいらっしゃいました。
全部ではありませんが、その130件の方は一通り調べさせていただきました。
結果は他にはそのような不備は1件もありませんでした。
少しホッとしました。
しかし、連絡したことにより、他のクレームも少なからずありました。
このことにより、「連絡するまでもない。」また、「言ってもしょうがない。」と思われ
ていて、私どもが把握していないクレームが他にも色々あるかもしれないと思い
ました。
今後は、職人会の工事に対して、定期的な『点検』を進めていきたいと考えてい
ます。
今は、完工直後のアンケート調査と完工してから1年後のアンケート調査と2回
行っていますが、これだけでは足りないと思ってます。
年の瀬にもなり、このことによって改めて反省しましたが、もちろん工事そのもの
の品質、管理の質を上げていくのは当然ですが、工事は完工したら終わりじゃなく、
一生涯の責任を改めて感じました。
また、自分たちだけの責任のみならず、民間の工事保険のみならず、一般的に
は知られていないリフォーム瑕疵担保保険制度もしっかりと紹介していく所存です。
こんなこと言うのは不謹慎かもしれませんが、そのお客様と話し合いの中、工事の
最中、いつもより楽しめた感じです。
それは、よりよくしようと色いろな工法など、こちらから提案したことをお客様が快く
受け入れてくれて、そして最後には感謝してくれてたようで、それが大きかったです。
責任を果たせてよかった。正直な気持ちです。
実は昨年の話ですが、10年くらい前に工事したユニットバスで排水管の未接続が発覚しました。
ユニットバスを組み立て施工した際に、職人さんが排水管をつなげていなかったのです。
ということは10年間、床下にその水が垂れ流し状態でした。。。
すぐに見に行き、確認したところ床下は大変な状態でした。
先ずは排水管をすぐにつなげようとしましたが、うちではなく他の業者さんで接続工事やとりあえずの床工事を早急に行い、現在は使用できています。
もちろん、工事すべての責任はうちにありますから、うちで保証することになりましたが、工事自体は他の業者でということになりました。
当然と言えば当然です。
ところが、希望していた業者が、その復旧工事はやらないという、会社判断が出たのです。
違う業者を探さなくてはいうことも含め話し合ってきましたが、とりあえず保証復旧工事内容をうちで示すことになりました。
ある恒例のご夫婦との話ですが、自分と重なるところをつい感じてしまいます。
高齢者向け返済特例制度を利用するというので、60歳以上の方限定の住宅金融
支援機構(旧公庫)の融資で土地担保となり、返済はというと毎月金利のみ。
元金は死亡時一括返済というユニークな融資制度です。
最近、非常に相談が多くなってきました。この制度は、申込者がもしもの時に連絡
してもらう役目の通知義務者というのですが、相続人の誰かになってもらうんですが、
その説明時に息子さん二人にお会いしてました。
先日、何度目かの打ち合わせの時、入院してたご主人が退院したというので、再度
行ってきました。話がひと段落してから、
「うちも3人男ばかりなんですよ。お子さんは息子さん二人ですよね。よくお話しますか?」
と私。
「全然ですよ、男の子はあまり喋らないから。」
と奥様。
どこも同じなんだな~と思いましたが、自分の親のことでずっと気になっていたことを
思い切って聞いてみたんです。
「この制度は亡くなった時に一括返済になるんですが、それ以外に、もしもの時のことって、
息子さんたちと話し合ってるんですか?」
「いやいや、普段はあまり来ないからね~」
奥様、いやお母さんのちょっとさみしい、それでいて、なんとなくやさしさを感じました。
「実は私も同じでなかなか親とは話をしないんです。今は母親だけでして、そういう話は、
男はダメですね。ちゃんと話さなきゃいけないと思っているんですがね。」
お父さんは、隣で黙ってうんうん頷いてました。ご夫婦でやさしさが溢れ出てる感じを
受けました。
前前回、この欄でお話したように、私は母親と“もしもの時の話”をずっと心の中で思って
いたものですから、ついその話をしちゃいました。
時系列的には前回の母親との話は、今回のM様とお会いした後のことなのですが、
お話して少し勇気が出ました。
私はこの二日後にお袋に会いに行ったのです。
ずっとさぼってました。
実は毎日書かなくなって、丸2年くらい経ちますが、
その間何をしてたかというと、日報なんです。
それも二つも。。
会社のものとお付き合いのある仲間と、です。
それませブログ書いてたのをそっちに時間を取られて、
なかなか、ここで書かなくなってしまって。。
今年もこのペースかな、、
月一位は書こうと思ってます。
前前回『うちの母親』と題して、親孝行ぶった記事を書きました。
ぶったというのは、発行後に、実は、うちのかみさんから言われてハッとしたことがあります。
いや、記事にするときも自分でも何回も見直したのですが、そのことにまったく気づきませんでした。
それは、いろいろ重要なものを母親が『全部仏壇の下にまとめてあるからと教えてくれました。』という行です。
かみさん曰く、「こんなこと書いていいの?世間の人が読むんでしょ。」
「あんたはそういうところ、気遣いがないんだから、マッタク!」
ドキッ!ヤバイと思って、さっそく母親に話したら、
「あらま大変、どこかに隠さなくちゃ!な~んてね。いいよ、大したもんないから。」との返事でしたが、
本当に大反省です。。。
たまにというかよくですね、こういう大失敗を起こし、自己嫌悪に陥ることがあります。
こんな見落としをするなんて、自分には人に対する気遣いがないんだ。
人様の相談なんて出来もしないのに背伸びして。気遣いにかけるんじゃ、逆に迷惑なんてもんじゃない。
お地蔵さんなんてやめようかな、向いてないな~。いや初めから無理だったんだ。
どっぷり落ち込んじゃいました。。。
落ち込むところまで落ち込むと、今度は開き直りというか、反対なことも思い浮かんじゃいます。
初めからうまくできることなんてない。
プライベートなことには注意に注意を重ねないといけないという重要なことがわかった。
これから少しでもおかしいと思ったことは確認しながらやっていこう。
人はいつでも成長だから挑戦しつづけよう。などと思ったりもします。
今すごく揺れてます。
そうすると今度は、なぜそこまでして“お地蔵さん相談”なんてやるのか?ということにぶち当たります。
普段、相談を受けてて、心の奥に芽生える疑問があるのですが、まずそれを書き出してみました。
そして、お地蔵さんをやる理由をもう一度考えてみました。
リフォームすると決めて相談に来る人が多いが本当にそれでいいの?
リフォームだけが本当に選択肢?
新築した人は皆、良かったと思っているのかな? 2世帯とかでも。
高齢で一人で暮らし、いいのかな~
ざっと書き出してみましたが、まだ出てきそうです。
相談を受ける度に、「この人、本当にいいんだろうか???」
余計なお世話かもしれませんが、ついつい考えちゃうことが多いこの頃です。
もし、過去に住まいについて大きな決断を経験した人たちの話を聞いて、
その話を悩んでいる人が聞いたりすれば、なにか参考になるのではないか。。
でもそんなこと本当に参考になるのか?
まだまだ考えが足りないところがあると思います。。。
その後、母親から「別なところに移したから、また来た時にね~、お地蔵さん、読んだよ~」とのメールが。
もうすぐ80才なのに、どこで覚えたのかたまに携帯にメールが来ます。元気な証拠なので、ホッとしますけど。
今回のこう書いた反省文のような記事、また、かみさんに見せました。
感想は聞いてません。
なんだかすこし機嫌がなおったような感じ??。。。
なので、お地蔵さん、続けていけそうな気分にちょっとなってきました。
げんきんなもんです。。。
9月9日は重陽の節句というそうな。
実は昨日、拙の55回目の誕生日でした。で、56才になったということです。
じゃ 56回目じゃないの?
生まれた時は1回目じゃないでしょ。1年たって1才になるんだから、そう数えると55回目で56才。
なんとま、理屈が多くて。。。
で、56年前を少し考えちゃいました。
ここ数年かな、誕生日にはおふくろからメールが来るんですが、
昨日は夕方になっても来なかったので、久しぶりに電話してみました。
忘れてたわけじゃなかったようですが、あとでしようと思ってた。とのこと。
「電話くれてありがとう」と言ってました。
誕生日とは、親のことを思う日でもあるんだなと年を重ねると感じます。
50年も前にどういう思いだったんだろうか、不安はなかったんだろうかとか。
想像すると熱いものがこみ上げてきました。
来年からは親に感謝する日にしようと思いました。
ご高齢のM様御夫婦を見ていると、自分と重なるところをついつい感じてしまいます。
息子さん二人いて、男兄弟で仲がいい感じです。
なぜ知っているかというと、M様は高齢者向け返済特例制度を利用して、住まいをリフォームしようとしているのですが、高齢者向け返済特例制度は以前にご紹介したと思いますが、もう一度簡単に説明しますと、住宅金融支援機構(旧公庫)の融資なのですが、ちょっと変わっていて、60歳以上の方限定で、土地を担保、返済は毎月金利のみ、元金は死亡時一括返済という融資制度です。
最近、非常に相談が多くなってきた制度です。この制度は、連帯保証人は必要ないのですが、相続人が承知していることが前提で、通知義務者というのですが、相続人の誰かになっていただきます。
その説明時に息子さん達に一度お会いしました。先日、M様との何度目かの打ち合わせでした。
入院してたご主人が退院したというので行ってきたのです。前回この欄でお話したように、私はお袋と“もしもの時の話”をずっと心の中で思っていたものですから、その話をM様に聞いてもらいました。
時系列的には前回のお袋との話は、今回のM様とお会いした後のことなのです。実際、M様と話して少し勇気をもらいました。
「子供は息子さんだけですよね。うちは3兄弟、男ばかりです。」と私。
「そう、うちも男二人でして」と奥様。
「よくお話しますか?」と私
「全然、男の子はあまり喋らないから」と奥様。ああ、どこも同じなんだな~と思い、思い切って聞いてみました。
「この制度は亡くなった時に一括返済になるんですが、それだけではなくもしもの時のことって、息子さんたちと話し合ってるんですか?」
「いや、普段はあまり来ないから。」
奥様、いやお母さんのちょっとさみしい、それでいて、目の奥の瞳がキラっとして、なんだかやさしく輝いたのを感じました。
「実は私も同じで、なかなか親とは話をしないんです。ましてやそういう話は。男はダメですね。母親だけなので、話さなきゃいけないと思っているんですがね。M様も今回いい機会なので、制度のことだけでなく、一度話し合ってくださいね。」
お父さんは、これまた黙っていましたが、うんうん頷いて、御夫婦揃ってやさしさが溢れ出てる感じでした。
私はこの話の二日後にお袋に会いに行きました。
実は拙は3人兄弟の長男です。すぐ下の次男はサラリーマンです。末っ子の三男は内装のクロス屋をしています。三男のことは顔を知っている方がいるかもしれませんね。お世話になっているかも。
男ばかりだと「いいよね~」と言われたこともあります。昔は大家族で長男が家を継ぐのが当たり前ですが、今は女の子の方が実家に寄り付くようです。ご多分漏れず、うちもそうです。
親父はというと12年前に他界していますので、今はお袋が1人で実家にいます。昭和11年生まれ、御年78歳、数えで80になります。数え年なんて今時は言わないか。。。
いやいや、元気は元気なのでそれはそれで助かっているんです。あちこち出掛けて忙しいようですし、年に一度、職人会の年末恒例餅つき大会にも顔を出しますから、見た方もいらっしゃると思います。餅つきの“合いの手”は上手なもんです。小林家では以前は毎年餅つきをしてました。小さい頃で50年も前の話ですが。。。
そのお袋ですが、いや元気なんですよ。ただ、やはりそこは80の齢が聞こえてくると、こっちが心配になっちゃって。
もしもの時どうするかとか、やっぱり考えちゃうんです。ホントに身体は大丈夫かな~とか、元気なうちにちゃんと聞いとかなくちゃな~とか、思ってはいてもなかなか言いにくくて、男はダメですね。兄弟3人も男がいて、からきしそういうことは役に立ちません。兄弟で話し合うなんてこともずっとありませんでした。その点、女性のほうがいいようです。女の子が一人いたら、お袋も助かるだろうな~と思います。一緒に住んでないと嫁さんでもこういう話はやっぱり難しいですから。
実は先日、このままじゃいけないと思い立って、久しぶりにお袋に会いに行きました。そして、思い切って、もしもの時の話を切り出しました。
二人だけで話すって、なんだかちょっと恥ずかしかったんですが。。。
そしたら、「そうだよ、私もいろいろ話さなきゃと思ってたんだよ」って、むこうも気になっていたようで、全部仏壇の下にまとめてあるからと教えてくれました。
久しぶりに手料理、と言っても大したものではないですが、おふくろの味ってやつを二人で食べました。
帰りは、いつもは玄関で「じゃね~」で終わるところ、その日は外まで出てきて送ってくれました。事務的なこともわかってよかったのですが、なんだか喜んでいたようで、思い切って話してよかったな~と思いました。もっとお袋に顔見せないとな~とあらためて思いました。
ということで、書きたくなったので書きます。
お地蔵さんって、今、拙の中では旬なんです。
n何?お地蔵さんってって思いますよね^^;
そうなんです。道端に佇むお地蔵さんなんです。
いやいや、そうじゃないんです。お地蔵さんのような気持ちってこと。
人と接する時、お地蔵さんのような気持ちで接するということ。
今はまだ修業中の身なので、人と接するといっても、お客さんだけと決めてます。
で、そんな風に出来るかどうかはまだまだ。
具体的にはどんなことかというと、
偏見を持たない。その人の立場に立って考える。
一方的な売り込みなってとんでもない。
まずは悩み相談、みたいなことで、希望していることをあぶりだせれば大成功。
でも、それが拙が手伝えることか、手伝えないことか、はっきり伝える。
手伝えて、もしそれを希望するなら、それは通常の業務だし、
手伝えないことだったら、蛇の道は蛇で、知り合いを紹介するとか、もっと調べてあげるとか、
それも希望かどうか、自分で調べたい人もいるし、
そんな話だす。。。まま、言ってみりゃたわいない話で、当たり前といえばホントに当たり前の話で。
それを大上段に言うのもなんですが、未熟者の拙には、旬だということでした。チャンチャン。。。