東京デザイナーズウィーク 略して TDW
公式HP http://www.tdwa.com/
明治神宮外苑にて11月3日(水祝)までの開催です。
特設会場の屋内外に大小のブースがあり、世界中からデザイナーが集まっています。
環境に配慮した材料で作った日用雑貨や、
産業廃棄物を再利用した家具など
ユニークな発想・これまでにない工夫・斬新なデザインが楽しい展示です。
一番のポイントは、それぞれのブースに作品のデザイナーがいること。
各国のデザイナーが見学者へイキイキとプレゼンしています
国内外のデザイナーとざっくばらんに情報交換できる場でもあるのです。
日本では未発表でも、すでに本国で商品化され人気の出てきているものから、
試験的に作ったものを、こんなのどう?と表現しているものまで。
共通点は強い「想い」があることです。
自らの考えを作品を通して表現しているので、
デザイナー達のプレゼンにも熱が入ります。
日本語は初心者、という海外からのデザイナーも
覚えたての日本語を駆使し懸命に伝えようとしています
(日本語がダメなら次の手は英語です。)
個人的におもしろかった展示を一つご紹介します。
株式会社ナカダイ さん HP http://www.nakadai.co.jp/index.html
ナカダイさんは前橋市の総合リサイクル処理業者です。
毎日毎日、メーカーの工場で使われなかった材料、売れなかった商品・ぬいぐるみ、
使用済みの金物、解体したオフィスから出たLANケーブルなど、
あらゆるものが処理工場に届くのだそうです
再生できるのはごく一部という現状。
汚れたゴミはまだしも、メーカーで使われずに余った材料や売れなかったぬいぐるみなど
もったいないけど、どうしようもない物がたくさんあります。
そこでナカダイさんは、産廃物を活用した作品作りをデザイナーに呼びかけています
デザイナーには、工場近くに用意したレジデンスに寝泊りしてもらい
日々届く産廃物を見てもらいます。
デザイナー達にとって産廃物は、新たなアイディアを生み出す宝庫だとか
今回の展示ではLANケーブルを熱圧着して、幅40cm、厚さ3mm程のシートをつくり、
それらを縦横につなぎ合わせた壁で産廃物からできる空間を表現。
LANケーブルの集まりとは思えない風合い。
遠目で見ると毛糸やフェルトのような柔らかさ。
圧着したケーブルの隙間から光が漏れます。
カフェの内装やランプシェードに使うと雰囲気出してくれそうな予感
実物はぜひ、会場でご覧下さい。
建設業は日本で最も多く産業廃棄物を出す業界です。
ゴミの分別を徹底しリサイクルを促すとともに、
少しのアイディアで、ゴミにせず活かす工夫をしてみたいですね
設計の河野さんと一緒に行ったんですね。
LLPの会合で河野さんに聞きました^^
その積極的な行動がいいですね~
いつも感心します。
投稿情報: コバ | 2010年11 月 4日 (木) 06:06
>コバ社長
ありがとうございます。そうです、河野さんにお誘い頂きました。河野さんは本当に家具・雑貨のデザインに詳しく、大好きでいらっしゃるんですよ。このイベントは前回・前々回よりも縮小傾向だとか・・・
投稿情報: Katou | 2010年11 月 4日 (木) 10:21