久しぶりの更新です。
ユニットバスの排水管未接続発覚した件のその後です。
結論から言うと、職人会の責任のもと、みずから復旧工事をすることになり、
この8月に無事完成しました。
内容として、
工程としては、先ずは調査です。
約10年もの間、お風呂のお湯を床下に垂れ流してたので、床下がどうなっ
てるか!?
調査は目視、打感、そして土台や柱などの木材の含水率を専門の機器を
使い調べました。
お客様の知り合いの方で、一級建築士の方に調査内容、工事内容、工事
チェックをしてもらいました。
仮住まいに引っ越してしていただいたのですが、幸いすぐ近くにアパートが
空いていたので、3カ月の間、引っ越していただき工事しました。
工事は、腐食劣化部を直すには、床のみならず、壁も剥がし新しく復旧しなけ
ればなりません。
実は復旧工事に際して、お客様から、ついでに関係のないところで直したい
ところがあるので、この際、一緒にリフォームしたいとの申し出があり、同時に
行うことになり、かなり大がかりな工事となったのでした。
復旧工事費用はもちろんですが 、仮住まい費用、引っ越し費用も職人会で
加入している工事保険を利用しました。改めて工事保険の大切さを思い知り
ました。保険会社の対応も非常によかったので感謝しています。
この件で、他にも同じようなことがないかと心配になったので、当時のその
職人が担当したと思われるユニットバス工事の履歴を全部調べました。
この職人が施工したと思われる工事が約130件あることがわかりました。
そのお客様方に連絡し、ユニットバスの調査を、もちろん無料ですが、させて
いただくことをお願いしました。
中には、怪しがられ、そんな調査は必要ないと断られた方もいらっしゃいまし
た。また、すでに建替えられたり、引っ越されたりした方もいらっしゃいました。
全部ではありませんが、その130件の方は一通り調べさせていただきました。
結果は他にはそのような不備は1件もありませんでした。
少しホッとしました。
しかし、連絡したことにより、他のクレームも少なからずありました。
このことにより、「連絡するまでもない。」また、「言ってもしょうがない。」と思われ
ていて、私どもが把握していないクレームが他にも色々あるかもしれないと思い
ました。
今後は、職人会の工事に対して、定期的な『点検』を進めていきたいと考えてい
ます。
今は、完工直後のアンケート調査と完工してから1年後のアンケート調査と2回
行っていますが、これだけでは足りないと思ってます。
年の瀬にもなり、このことによって改めて反省しましたが、もちろん工事そのもの
の品質、管理の質を上げていくのは当然ですが、工事は完工したら終わりじゃなく、
一生涯の責任を改めて感じました。
また、自分たちだけの責任のみならず、民間の工事保険のみならず、一般的に
は知られていないリフォーム瑕疵担保保険制度もしっかりと紹介していく所存です。
こんなこと言うのは不謹慎かもしれませんが、そのお客様と話し合いの中、工事の
最中、いつもより楽しめた感じです。
それは、よりよくしようと色いろな工法など、こちらから提案したことをお客様が快く
受け入れてくれて、そして最後には感謝してくれてたようで、それが大きかったです。
責任を果たせてよかった。正直な気持ちです。
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