実は拙は3人兄弟の長男です。すぐ下の次男はサラリーマンです。末っ子の三男は内装のクロス屋をしています。三男のことは顔を知っている方がいるかもしれませんね。お世話になっているかも。
男ばかりだと「いいよね~」と言われたこともあります。昔は大家族で長男が家を継ぐのが当たり前ですが、今は女の子の方が実家に寄り付くようです。ご多分漏れず、うちもそうです。
親父はというと12年前に他界していますので、今はお袋が1人で実家にいます。昭和11年生まれ、御年78歳、数えで80になります。数え年なんて今時は言わないか。。。
いやいや、元気は元気なのでそれはそれで助かっているんです。あちこち出掛けて忙しいようですし、年に一度、職人会の年末恒例餅つき大会にも顔を出しますから、見た方もいらっしゃると思います。餅つきの“合いの手”は上手なもんです。小林家では以前は毎年餅つきをしてました。小さい頃で50年も前の話ですが。。。
そのお袋ですが、いや元気なんですよ。ただ、やはりそこは80の齢が聞こえてくると、こっちが心配になっちゃって。
もしもの時どうするかとか、やっぱり考えちゃうんです。ホントに身体は大丈夫かな~とか、元気なうちにちゃんと聞いとかなくちゃな~とか、思ってはいてもなかなか言いにくくて、男はダメですね。兄弟3人も男がいて、からきしそういうことは役に立ちません。兄弟で話し合うなんてこともずっとありませんでした。その点、女性のほうがいいようです。女の子が一人いたら、お袋も助かるだろうな~と思います。一緒に住んでないと嫁さんでもこういう話はやっぱり難しいですから。
実は先日、このままじゃいけないと思い立って、久しぶりにお袋に会いに行きました。そして、思い切って、もしもの時の話を切り出しました。
二人だけで話すって、なんだかちょっと恥ずかしかったんですが。。。
そしたら、「そうだよ、私もいろいろ話さなきゃと思ってたんだよ」って、むこうも気になっていたようで、全部仏壇の下にまとめてあるからと教えてくれました。
久しぶりに手料理、と言っても大したものではないですが、おふくろの味ってやつを二人で食べました。
帰りは、いつもは玄関で「じゃね~」で終わるところ、その日は外まで出てきて送ってくれました。事務的なこともわかってよかったのですが、なんだか喜んでいたようで、思い切って話してよかったな~と思いました。もっとお袋に顔見せないとな~とあらためて思いました。
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