入るを図って出ずる
収入を考えて、支出を制御する。そうしなければ赤字である。
経営経済の基本だが、人間学という観点でとらえると、ちょっと違うような気がする。
人間いつも勉強であるからして、入るを図る、これはけっこうだが、
出ずるを制することはない。
ドンドン出していくことである。出すとどんなことになるか、決して赤字にはならない。
出しているつもりでも、それが、自分のものとして確固たるものになっていく。
間違いに気づくこともある。改善され深く理解することもある。
いづれにしても、出しているつもりが、確実に自分のものとなっていくのである。
お金とは、ちょっと違うところである。
ま、お金も使い方で、めぐりめぐって自分に帰ることもあるらしいが、拙にはまだそこまでの器量はない。
ところが、この持っているもの、知識としよう、これを出す機会がなかなかないのが現実である。
どうでしょうか、諸貴兄姉氏は。アウトプットの場があるでしょうか?
学校の先生でもなければ、そうそう人前で話す機会なんてめったにないと思う。
なければ作るしかない。
ここんとこ、セミナーやら講演やらを色々やってきたのは、そんなことがある。
以前はインプットばかりだった。しかし、ため込んでばかりだと、どうもしっくりこない。
ふんづまりじゃないけど、出さないと具合が悪い。
出す機会を無理矢理でもつくって人前で話す。
話すことが苦手な人は、書いてもいい。
書いたものを発表する。今は、メルマガとか誰でもできるから、それもいいと思う。
そういうことで、ここ2.3年アウトプットとばかり盛んに行ってきたが、そろそろ、また、インプットもしなきゃな~と思って色々行き出した。
やっぱり、出すばかりじゃ、ガス欠になってくるのかもしれない。
少しばかり、入れとかなきゃと思って、出歩くと、これがまた、いいものに巡り合える。
でも、これは、出すことがあったからこそ、入ってくるものもハッキリと見えることであろう。
やはり、バランスか・・・
収支のバランス、これが正しいのかもしれない・・・
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