ダイエットってホントに難しい。
人間に限らず、哺乳動物全てが栄養を取り過ぎると太る。
脂肪にかえてエネルギーを蓄える身体のメカニズムだ。
飢餓に備えてのことだが、これが自然界の中で長年培ってきた環境によって太ったり痩せたりする。
熊なんかは、冬眠前に秋の恵みを目いっぱいとって太る。そして冬眠明けの春は痩せている。
全ての動物はそのサイクルの中で生きている。
人間もそうだ。
いつの頃からか、多分この4、50年くらいのことだろうが、飢餓の恐怖から脱した感がある。
もちろん世界のすべてではないが、全地球的には人類は飢餓の恐怖に打ち勝ったと言ってもいいのかもしれない。
現在、食料は人類が生きていけるだけの量以上のものを生産出来ているであろう。
諸貴兄姉氏の冷蔵庫の中も、明日餓死しない程度以上の食料が詰まっているはず。
生きていける食料を手に入れることに、何の苦労も感じない時代が過去にあったのか・・・
今は、逆に食べることを抑制する時代。
食料をいかに手に入れないか・・・これが問題だ・・・
人類の歴史は生き延びる為に、子孫を後世につなげる為に、食料確保の歴史だ。
全ての戦争の根本的な原因はもしかしたら、飢餓の克服にあるのかもしれない。
ダイエットは、こんな人間の本能ともいえるものへの挑戦である。
大変な訳だ・・・
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