妹がいる。弟がいる。後輩がいる。
ということは、姉である。兄である。先輩である。
○○である。と言ったが、そうではなく、○○になる。のである。
正確には、なっていく。
もっと正確には、だんだんと好むと好まざると、なっていく。
しかたなく、なっていくのである。
これが、ある時、それなりの性格になってしまう。
兄らしく、姉らしく、先輩らしく・・・
これって、けっこう凄いことかもしれない。
ただ、それだけのことだが、人間性においてものすごい影響を与える。
この・・・らしくっていうのは、けっこう大事なことだ。
男らしく、女らしくというと昨今は、抵抗のある言葉のようだが、この言葉も大事であろう。
先輩らしくなる。これもクラブ活動、部活動、会社においてもすごい重要なことである。
好むと好まざると、そうなる。
そうなるには、自分一人ではなれない。
条件がある。
実は先輩が必要なのだ。
さらに好条件とは、とってもいやな先輩がいるとよい。
いやというより、厳しいのがよい。
理不尽だと感じるくらいの厳しさが、本当は良いのである。
そして、その先輩が一目置くくらいになると、一人前である。
しかし、本当の一人前になるには、出来の悪い後輩が必要なのだ。
もう、なんで?・・・というくらいの出来の悪さがちょうどよい。
この二つを乗り越えると、やっと一人前である。
ここを感じることが出来るかどうか・・・ここが一つのバロメータである。
感じることのできない人・・・これは、自分の限界を自分で決めている人。
どこに、ストレスを感じるか・・・ここにその人の本質的なものがある。
成長しようとする人には、ストレスはつきものである。
当然である。
現状に満足しているのであれば、ストレスはない。
よいストレス、悪いストレスなんてない。
そのストレスをどう捉えるか・・・ここが肝心だ。
世の中に偶然はない。
その人が現れたのは、妹、弟、後輩・・・
それは、あなたが成長する為に現れたという意味も含んでいる。
現れたのは必然である。
それをどんなふうに料理するかが、面白い・・・
どこまで行っても、人間力が問われる。
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