リニュアル仲介のリフォームが1件、ご相談頂いた。
早々に出向き、インスペクション(物件調査)と相成った。
このインスペクションは2回ある。
先ず最初は、住宅支援機構のフラット35が使える物件なのかどうかを判断するのが目的である。
買主とお会いできるので、リフォームのご要望をヒアリングするのも大切なポイントでもある。
概算のリフォーム代金が解れば、フラット35の資金計画が解る。
もうひとつは、最終的に耐震診断含めた、最終インスペクション。
しかし、先ず、築造年月日や確認書などが揃っていれば、大体の建物の程度はわかるので、最低しなくちゃならないリフォームも見えてくる。
後は、ご要望としてどこまでリフォームするか・・・
今回の件は、水廻りを全て取り換え、内外装も含めてのフルリフォームなので、けっこうかかる。
でも、普通のリフォームだと、資金として現金が多いので、皆さんシビアになってくる。当然だ。
だが、リニュアル仲介では、リフォーム資金がフラット35の中に組み込めるので、いわば35年平均分割払いになるのだ。
おまけに、今、フラットが35の金利が無茶苦茶低いときている。
しかも、フラット35のSタイプにすると、なんと向こう10年金利が1%マイナスである。
通常の住宅ローンはリフォーム資金は貸さない。リフォーム資金は現金で用意するか、リフォームローンで賄う。
リフォームローンは通常10年くらいローンだ。しかも金利も高い。
リニュアル仲介の一つの有益なポイントでもあるが、
Sタイプにすることで、この10年間1%ダウン金利分+通常リフォームローンとの差額分でリフォーム資金が出来る。
この差額が、ものすごく大きい。
Sタイプにするには、いくつか条件があるが、そんなに難しいことではない。
だから、フラットを使うならば、Sタイプにするべきである。というか、しなければいけない。
リニュアル仲介・・・すごいことになっているが、知らない人がまだまだいるか・・・
今回の物件は、構造的にも申分なし。
若干の耐震補強が必要だが、これだけのリフォーム工事をするのだったら、ついでに出来ること程度だ。
こういう住まいのお求め方があるのか・・・
これは絶対に使わない手はない。
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