死というものが身近に感じてきた。
これは歳のせいか・・・
まさかと思っていた方が亡くなった。
お客様であるが、昨日はお通夜。
今日は告別式に行く。
二日前に、御遺体を拝んで手を合わせた。
・・・人は簡単に死ぬもんだ。
死は不思議だな~と思う・・・
いやいや、違う・・・生が不思議なんだ。
生きているってことのほうが不思議、奇跡なのかもしれない。
先月は、礼服のネクタイが白かったのに、今日は黒い。
礼服をよく切る時期がある。
若い時は白のネクタイが多い時期がある。
その時期を通って、今度は黒いばかりが多くなる。
数年前に半年で、10回くらい黒いネクタイの時期があった。
先月、久しぶりに白いのを締めたと思ったら、今月、黒が来た。
やっぱり白いほうがいい。
めでたい席がいいが、今日の黒はご家族の感じだと大往生の部類に入るのだろう。
とにかく、人は生まれて死ぬ。
やはり肝心なのは、その間である。
生まれてきたということは何かしらの役目がある。
役目なしに生を受けない。
であれば、役目とは何か・・・
役目というくらいだから、役に立たなければならない。
何に・・・
死ぬまでの間に見つけなければならないのだろう。
何のために生まれてきたか、そして、役目を終えた後、死が待っているか。
無事役目を終えたことが死であれば、お疲れ様と声を掛けよう。
尊い感じがする。ありがたい感じがする。
見事に生きた。生きてくれた。
そう感じてくれる人が一人でもいれば、これが人生本望だろう・・・
歩んだり、走ったり、転んだり、休んだり、遠回りしたり・・・
粛々と・・・只粛々と・・・
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