お昼前に瀬谷から横浜へ。
どこへ行くにも先ず、横浜に出る。
新宿へ行くにも大和方面、小田急ではなかなか行かない。最近はもっぱら、湘南新宿ラインばかりだ。
一昨日は東京だからして否応なく、横浜からJRであった。
インターネットの乗換サービスをプリントアウトしてにらめっこ。
どこの緑の窓口で予約の切符を手に入れるか・・・横浜か、東京か・・・東京のほうが20分余裕があった。
東海道線で東京へ。東京のみどりの窓口が混んでいた・・・マイッタ。
しかし、10分で順番が回ってきた。
石巻からの帰りを何時にしようか・・・それじゃ、特急券は向こうで買ってくださいと言われ、そうした。
終電を考えると石巻を7時には出なくてはならない。
弁当を買い、ホームに着くとすぐにはやて27号が入ってきた。
4号車のC・・・通路側だが、退屈しないのは分厚い本を読もうと思って持ってきた。
仙台まで100分、1時間と40分だ。へぇ~~~以外と早いんだ。
上野の後は、大宮に止り、次は仙台である。
面白い小説なので、あっという間に仙台についた。と思ったら、直前で急停車。
もう、降りる用意をして通路に立っていた。他の乗客も皆、立っている。
けっこう仙台でおりるんだ。
終点は新青森と秋田、はやてとこまちが盛岡までは連結されている。
なんんでもこの電車が入る12番線に人が落っこちちゃったようだ。
いや~~マイッタ・・・仙石線は1時間に1本しかないと聞いていた。
石巻行きに乗らなければならない。ここまで順調に来ていたが、仙台直前でまさかの足どめ。
乗り継ぎには20分あったが、もうすでに10分経過・・・と、ようやく処理が終わり、安全確認しているとのアナウンス。間もなく動き出し、ホームに入った。
そこから ダッシュ・・・どこだ仙石線は・・・地下にあったホームに駆け込み、間に合った。
歩いても間に合っただろうが、知らないところ・・・なんだか遠出はいつも走る。
もっと余裕をもった計画にしなければと思いつつ、いつもホームを駆けている。
いつだったか、飛行機の時も走っていた。
羽田で安い飛行機だったので、恥っこのゲートだった。
800mくらいは走っただろう。駆けこんで、すぐに離陸。
はぁ~はぁ~言いながら、ベルトを締めたら、離陸態勢に入った。
こんな飛行機の乗り方をするのは、飛行機が日本でも足として認知されたということか・・・なんだかアメリカみたい・・・ナーンチャッテ・・・
いつもこんな具合の乗り継ぎをしている。
観光っぽいところはみじんもない。
仙石線に揺られだしてやっと、車窓を眺めた。
まっ平らな田園がひらけている。
仙台ってこんな感じなんだ・・・石巻は漁港として栄えた町。
その手前の車窓は、田園風景。
日本のまさに懐かしい風情だ。北海道の広さを感じさせる。
矢本という駅に降り、そこからタクシー。
運転手さんは女性だった。息子さんが横浜にいるという。
すごく横浜を買い被っている。いいですね~と言われるが、住んでいる人間にとってそんなに・・・どこがいいのかあまり感じない・・・というと都会の人は・・・とかなんとか言っている。
そんな話をしているうちに、目指す病院に着いた。
なんだか胸が高まる。
初めて合う人のお見舞いなんて、それこそ初めてだ。
しかし、来なければ、お会いしなければ、後悔すると感じた。
どうしようか考えて、メンターに聞いたら、もしそうしてもらえるならうれしいとの言葉。
よかった・・・来てよかった。
お父様は静かに眠っていた。
ただただお顔を拝見するのみ・・・
声はかけていない。じっとお顔を見ていた。
ご母堂様にもお会いして、ずうずうしく実家にまでご一緒した。
懐かしい風情・・・以前はこちらに住んでいたんですよ。と言われた住まいが隣にあった。
そうだ、函館の家もこんな感じだった・・・
昔はどこにでも、こんなしもた屋だった。
ご実家へ向かう途中で、ここがエイジが出た工業高校です。
ここで、学業に励んでおられたのか・・・
この先が小学校で、こっちが中学。
ここが心根を育んだ土地か。
食事まで頂き、お母様がつけたカブの漬物がおしかった。大根のように感じたがカブだという。
おいしいというと持ってってくださいとビニール袋に包んでくれた。
大きいはくさいとイチゴも頂いた。干し柿も頂いた。
来る時より重い荷物になった。
雪にあたった白菜は甘くておいしいのだそうな。
この重さがそのまま温かさなのだろう。
お礼を言いに来たのに、逆に懐かしさと温かさを頂いた。
時間を気にして帰らないといけない。
タクシーに乗るまで見送ってくれた。
来る時と同じに、仙石線で石巻から仙台へ。
仙石線というくらいだから、仙台が終点かと思いきや、その後も先へ電車は行ってしまった。
本を読みふけっていたが、その時だけは仙台に気づいた。
もし乗り過ごしていたら、横浜へは今日中に帰ってこれなかったのかもしれない。
綱渡りの遠出はいつものこと。
仙台からははやて40号に乗り東京へ。
家に着いたのはぎりぎり12時前だった。セーフ
石巻まで昼から行って、日帰りができるのか・・・
たぶん往復で800キロくらいは移動している。
すごいもんだ。文明の利器は。
大変遠いところ、ご足労いただき、本当にありがとうございました。
母親も大変喜んでいました。
投稿情報: 矢野 | 2011年2 月11日 (金) 13:26
いやいや、よかったです^^
最近自分の中で心が無いと感じていました。
石巻で大切な何かを感じさせていただきました。
こちらこそ感謝です。
投稿情報: コバ | 2011年2 月12日 (土) 06:45