小学校から高校までの時代を過ごしていた。
子供から青春時代へと成長していくから、とっても長く感じるが、世の大人たちはどうだったのか?
ビートルズの解散、札幌オリンピック、巨人のV9ならず、長嶋監督誕生、2回のオイルショックも・・・
赤いきつねと緑のたぬきもこのころだった。
外国では、カーター大統領だったり、サッチャー首相がでたり。
はじめてワールドカップを見たのはミュンヘン。12チャンネルの夜中の録画番組を何週にもわたってみた。ベッケンバウワー、ゲルト・ミュラー、ブラジルの低迷、そしてあのヨハン・クライフ・・衝撃だった・・・チョットマニアックでした・・・
振り返ると、そうだったんだ~、あの事件も、あの事も、あの頃だったんだ~~と思う。
なんで急にそんなことを思うかというと、仕事で、よく相談を受けるのが、この時代の家が多いから・・・
80年代になると、ちょっと違ってくる。
70年代の家と80年代の家はかなり違う感じがする。
構造的には耐震の重大な基準の変化がある。1981年にその境がある。これはいつも言っていること。
しかし、それだけではない違いが70年代の家にはある。
それが間取りである。特徴的な間取り。部屋の数が多い。
3DKいや4DKである。
80年代になると、LDKが出てくるが、この時代はまだDKだ。
簡単にいうと、キッチンと居間が分かれている。そう、6帖づつ2間になっているケースが多い。
しかも、その間には押入がある。家の真ん中にドカンと押入がある。
DKは食事を作り食べるところ。居間はソファに座ってテレビを見るところ。必ずおいてあるソファが6帖にはやけに大きい。客間ともいうが、今では物にうまってお客の居場所がない。DKもあふれる電化製品と捨てられない物で埋まっている。
この間取りを、今思うとなんで・・?と思ってしまうが、当時はこれが主流。
あれから、35年・・・
マイホームを持った頃は、小さな子供が二人でこれから大変だ~・・・
働き盛りの35才。
あれから35年・・・この家もよくガンバッタナ~・・・
キッチンと居間が分かれている状態はご飯の用意が大変ではと思ってしまう。
でも、そんなこと苦にならなかったヨ・・・今でもそれが普通と思っているから・・・まだ身体も動くし・・・
いろんな家に行って、いろんな話を聞いて、リフォームするほうがいいとなれば、お手伝いして。
そんなことを毎日毎日していると、観えてくるものがある。
こうすれば、もっと快適になるのになぁ~
70年代の家にはあるパターンがある。
このDKを夫婦が、たまに来る子供が、孫も、お母さんの笑顔が、お互いの笑顔が見えるようになる間取りにしたい・・・
どうやって伝えたら・・・家族の歴史が詰まった家の間取りはなかなか変えられない・・・
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