どこにでもある普通のリフォーム工事である。
タイル張りのお風呂から、今はやりのユニットバスにする。それだけである。
別に、特殊なことをするとかではない。
テレビのリフォーム番組のような奇をてらったものは何もない。
感動的な場面もない・・・いや、口には出さないが、実はお互いにこころは通じ合っている。
これだけは確かである。確信がある。
わざわざここに書く、書こうと思うほどの動機がある。
それは、言いたいが言えない。今は。。。
人は必ず誰でも一度は経験することに、生と死がある。
避けられないことだ。
たかがリフォーム工事だが、人の人生ってやつを考える場面に時々出くわす。
出くわしたかどうか、そんなことはわからないが、心が通じるとわかる時がある。
人と人、その人の人生を考えると、いとおしくなる時がある。
頑張ってきたんだな・・・人を愛してきたんだな・・・
そこにかかわり、少しでもよかったと思ってもらう、いや、その時すぐにありがとうはいらない。
もっと先に、10年後かもしれない、20年後かもしれない、むしろそのくらい後のほうがいい。
そのかかった時間だけ、素人にはわからないプロの仕事が出来た証拠かもしれない。
そんなことを想像していると小鼻がふくらむ。
話を戻そう。
今まさに、いつかそんなふうに感じてくれる瞬間にいる。
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