携帯電話にあったのでよくわかったものだと思っていたら、左官屋さんのオオハシさんに聞いたという。
20年ぶり?いやもっとだろう・・・
24年ぶりと思う。
恩師から電話があった。恩師というか、恩師の元奥様からだった。
ちょっと複雑・・・
恩師と言うには、これもちょっと違うが、世間的には恩師になるかもしれない。
タエチャンという・・・
チャンづけで読んでいるのは昔からそうだったから・・・
知り合ったのは高校生の頃だから、かれこれ30年以上前である。
弘明寺によくいく喫茶店があった。
高校の近くだったので、よく行った。
卒業してからのほうが入り浸りになった。
そのまま、そこで働くことになった。
愚妻と知り合ったのも、実はその喫茶店だから長い話である。
その喫茶店のマスターとママ・・・
そのママからの電話だった・・・Tチャンである。
ママなんて読んだことがなかった。
一番初めの頃、ママと言ったら、そんな風に呼ぶな、タエチャンと呼べ。と言われた。
お客だろうが、なんだろうが、ぶっきらぼうな言い方をするのが、タエチャンの特徴と言えば特徴だ。
その上お客を捕まえて、お前呼ばわりは、おそらく日本中の喫茶店を探してもないと思う。
いきなりの声で、「誰だかわかるか?」
すぐに分かった。見事なくらい変わっていない。
20数年が一挙に無くなった感じがする。
懐かしさで、一頻りしゃべったあとで、自宅の電話を教えてあげた。
7時に帰ったら、案の定、愚妻が電話で話している。
長くて長くて、先に寝たが、多分3時間は話してたと思う。
なんで電話してきたか、よく解からない・・・
ま、24年ぶりだから、用事なんてないだろう。
こんな時の用事と言ったら、祝い事の知らせではないのが普通だろう。
と思って、え、マスターが・・・と思っていたらそんなことではなかった。
マスターもマスターとは言わない。おっさんと呼んでいた。
タエチャンもおっさんとはもうすでに離婚して20年以上になるようだ。
風の噂に聞いた程度だが・・・
だとしたら、なんの連絡だか・・・
町田さんが連絡とれないと言っていたから、知らないか?と言っていた。
町田さんというのは、おっさんの妹の元旦那で、以前にその喫茶店の後を蕎麦屋にした、その店長をしていた人である。
その妹はスーちゃんといって、これまた気が強い女性だった。
筆者もこの妹さんとはウマが合わないことがあった・・・なんてことが思い浮かんだ。
あれから、そうか、24年か・・・
思えば遠くへ来たもんだ・・・という歌があった。
でも、声というものはいつまでも変わらないもんだ。
歳を聞いたら65になったという。今の人たちは若い・・・
食べ物がよくなったからか・・・
よくわからないが、とにかく声だけ聞くと、タイムスリップのように感じる。
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