所詮、人一人が出来ることって、そう多くはない。
多くないどころか、せいぜい一つのことをやりきればいい。
その一つさえ出来ない。
やりきるとはどういうことか・・・
本当にやりきれているのか・・・
その程度で、また、人によって差が出る。
この程度でいいやと思うようだったら、やりきるなんてレベルじゃない。
よくやったと自分で思うところからが始まりであろう。
ここからが本当の勝負の分かれ目。
自分ではやりきっているつもりだから、これ以上どこをどうしろというのか・・・
静かに心を落ち着けて考える。
出来た・・と思ったら終わりである。
もっともっともっと・・・
満足しないということである。
世の達人と言われる人は総じて語る。
長年の中で出来たというのはないと・・・
人間国宝級の達人は世にごまんといる。
NHKを見ていたら、アゲの達人がいた。
豆腐を油で揚げたヤツである。
あんなもの一つでも達人である。
あんなものとは失礼だが、たかがアゲ、されどアゲである。
長年で満足できたものはそうはないと仰っていた。
こういう人を見ると、無性に素晴らしいと思う。尊敬に値する。
自分もこうありたい。
深く、ただひたすらに深く・・・一つことを観る。
所詮、生まれて死ぬ。
何をするために、ここに来たのか・・・
何かの役目があるはず・・・
誰かの為に、役に立つことは出来るのか・・・
一人でもいい、その人がよかったと言ってくれれば・・・もうこれ以上のことはない。
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