身から出たサビ
嘘をつくと、それを隠そうとまた嘘をつく。
嘘の上に嘘で塗り固める。
本当のことが全く隠れてしまう。
これはどこから来るのか・・・
弱い心がそうさせる。嘘をつかせる。
心を鍛えなければ、簡単に嘘をつくことになる。
嘘はすべて悪いことか・・・この理屈は弱者の理屈である。
心の弱者の理屈・・・
自分をかばう。理論武装してかばう。
これが嘘の理屈である。
わかっていて徹底して嘘をつく・・・うそが本当になるまでつき通す。
正直者は途中でばれる。簡単にばれてしまう正直者。
真の嘘つきだけが、嘘をつき通す。
これが魂を蝕む。
知らず知らずのうちに魂を壊していく。
関係のないところで影響が出る。
何がしたいのか解からなくなる。
何のために生まれてきたのか解からない。
この世に生をうけたその役目は何か・・・
何をすればいいのか・・・
肝心要が解からなくなる。
多分これだよな、って思うことはあるのだが、本当にそうなのか確信が持てない。
これが嘘つきが陥る事態だ。
そして壊れていく。
こわれて初めて気付く・・・
いや最初から解かっているんだ。
壊れて、無になって、そこから生まれる何かがある。
2億5千万年前に地球が死の惑星になった。
そこを生き抜いたわずかな生物たちがいま隆盛を極めている。
これから2億5千万年後また、地球上の生き物たちは絶滅する運命。
その繰り返し・・・
真実はどこだ・・・
真実に何がある。
真実の意味は何か、嘘の意味は何か・・・
他人には真実を強要し、自分は嘘で固める。
それを理論武装する。
こんな人でなしにはなりたくない。
真実しかない人間もまた不便なものだ。
2面性を持つのには何か意味があるのか・・・
ほとんどすべての人が、嘘と真実と両方持っている。
簡単に嘘をつく・・・真実しか語らない・・・
どっちなんだ・・・
どっちの人間が本当か・・・
どっちではない。両方あるのが人間か・・・
慰めで終わりたくない。
どっちなんだ・・・
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