2×4(ツーバイフォー)工法の床鳴りを直した。
カーペット敷きになっていた床をはがし、根太があらわれる。
ちょっとビックリ・・・
2×10の梁が1枚、1尺5寸間隔に2間とんで並んでいる。
その間に3尺おきに、つなぎの2×4が平に打たれているだけだ。
しかもベニヤは12mmだった。
正直これでいいのか・・・と思った。
この下地だったら、せめて15mmのベニヤを使うのが本当だろう・・・
これじゃ床鳴りするわ・・・
ベニヤ同士がすり合う音、2×10がたわんで壁の中のつなぎ部分で鳴る音、
この2×10が階下の天井の下地にもなっているので、これ自体をさらにセイを増すことは出来ない。
ふところがないのだ。
さあ~こまった・・・いろんな方法があるが・・・
bh2/6だからして、セイが足りなければ、厚さを増すしかない。
2×10に両側から2×6を抱かせて打ち付けて補強した。
さらに根太を1尺間間隔に入れた。
これで、がっちり。踏んだ感覚も全然違う。
たわまなくなった分結果、床鳴りも解消した。
しかし、昔の2×4はこんななんだ・・・
手抜きにも等しい。
輸入住宅ってけっこう高価である。
こんなになっているのかなぁ~・・・
確かに耐震構造上はいいのかもしれないが・・・
今流行りの長期優良住宅、どのくらい持つ住宅にするか・・・
今の技術、金額的にも、100年・200年持たせるのは容易にできるようになった。
このくらいのスパンで考えると、2×4住宅には疑問が残る。
ベニヤがはたしてそこまで持つのか・・・
やっぱりその土地にあった建て方というのがある。
在来軸組み工法の優位性をまた一つ、垣間見た気がした。
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