最近の相談は、とにかく感じがよい・・・
へんな言い方だが、相談が悩み相談になっている。
へんな言い方だな・・・
相談って言うからには悩みがあるからだろう・・・そのとおり。
ところが、リフォームの相談って、悩み相談ではないのが現状である。・・・だったという表現が適切である。
これまでは、相談っていうより、見積依頼が多かった。いったいいくらかかるの?である。
もうこれしかない。これとこれをやれば、私の悩みは解決する。と信じ込む・・・
そんなところから業者の対応は始まる。
だから、業者側からしてみれば、そうか値段が知りたいのか・・・金額が知りたいのか・・・とこうなる。もっともである。
どこがおかしいの?・・・
おかしくない。
やることが決まっていて、金額が知りたい場合はそれでいい。けっこうなことだ。
しかし、よくよく話を聞いてみると、決まっている場合はものすごく少ないことがわかってきた。
解決策なんて、そう簡単にわかるもんじゃない。
ましてや家のことって、住まいのことって、人生の大きな部分なだけにハッキリこうだと決めている人ってそういるもんじゃない。
大概は、どうしたらいいんだろう・・・こうすればいいのか・・ああすればいいのか・・・と悩む。
普通である。
そうして、リフォームすれば解決する・・・と信じ込みたい・・・願望である。
だが、そんなリフォームごときで、人生の悩みなんて解決しない。するはずもない。
それにはいくらかかるか、数字のほうがわかりやすい。
悩みが複雑だから、数字でわかったほうが気が楽だ。
そして勘違いをする。
この金額で、私の人生の悩みは解決する・・・
だったら、一番安いところで済ませよう・・・これも人情である。
わかりやすい数字でそんなに簡単に解決するなんてことはない・・・ということはうっすら感じている。
ここの悩みに真っ向から向き合う。
何もリフォームすることだけが解決方法ではない。
もちろん、そうしたほうがいい場合もある。
完全に人生相談である。
でなければ、住宅産業にいる意味がない。
それほど大切な、衣食住っていうじゃん・・・
コメント