耐震のご相談が増えている。
市の建築企画課には現在、耐震補助金申請が58件申込があって、担当部署はてんてこ舞状態という。
弊社にも、10件以上の相談が来ている。
拙は、耐震を以前からやっているが、こんなことはかつてなかったことである。
しかし、喜んでばかりはいられないこともある。
相談の中には、いろいろ迷っている方も多い。
迷っている方の多くは、建替をどうするかである。
そんなに掛かるのであれば、建替えても・・・というのはごもっとも、当然のことだ。
ハッキリと方向性が出るのであれば、相談にのった甲斐もある。
中には決めきれない人もいる。
迷うのはいたしかたないが、家族で意見がまとまらないのはつらい。
リフォーム派と建替派・・・
その方は、娘さん2人と住んでいるお母さん。女ばかりの3人家族だ。
次女はリフォーム派。長女は建替派。さぁ~困ったお母さん。
拙が相談に行っても、長女はいるのに出てこない。
自分の住んでいる家なのに、自分の意見だけ言いやすい人に言って、話し合いの席にも付こうとしない。
正直、拙はどっちでもいいし、ご縁のことだから、うちに頼まなくてもいい。・・・とまで言った。
耐震のセミナーもやって、啓蒙活動しているのは・・・言いたいことは、”自分の家につぶされて命を落とすな”である。
それをそんじょそこらの工務店、建設会社の売上だけの営業並みに扱われたのでは・・・と思うのは、傲慢だろうか・・・
ハッキリ言ったことは、とにかく家族で話し合ってください・・・と。
明日大地震が来たら、どうするの?と次女は言うが、もし建替と決めたなら、それはしょうがないですか。
耐震すると言っても、補助金を使うなら、申請期間が掛かります。明日から直ぐに工事と言うわけにはいかない。
どちらにしても、その準備期間中に来たら、それはしょうがないこと。
でも、だらだらと決めかねて、それで来たら、それは後悔する事になる。
長女には、ここに座って、話に入れ!・・・・と言いたかったが・・・しなかった。できなかった。
そこが今の拙の限界・・・
自分に情けなかった・・・
誰にでも言えるだけの自己がまだ出来ていないか・・・
・・・クッソ
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