何でも凝り出すとだんだんと面白く感じるものです。
施工管理というとオイラの仕事の一つなんで、凝るっていう表現はどうかと思うが、
20数年やってきて、最近なんだか凝っていると自分でも思うところがあるのです。
ちっちゃなことまで、職人さんに任せておけばいいものを、つい口出したくなっちゃって・・・
でも、その細かいことを言うと、わかっている職人さんはわかっていて、お互いにウンウン頷きあって、あっ、コイツ、解ってるな・・・という、なんか通じ合うみたいなところが快感にもなる。
プロ同士の、わかるかな~、わかんないだろうな~・・・この古いフレーズを知っている人いるかな?
言ってみればばどうでもいいようなことなんだが、そこがわかっている者同士の仕事ってことかな。
本当は、どうでもいいわけじゃなく、長く持たせようとしたら、やっぱりちょっとしたコダワリは必要で、大事なことではあります。
ナンノコッチャわからんから、具体的にひとつ例をあげると、昨日は、サッシ窓の交換という一つの仕事がありました。
交換だから、古い窓があったわけですが、うまく、外壁に傷を付けずに外し、またうまく新しいサッシを取り付ける。
言ってみれば簡単なことのように見えます。事実、出来上がりは、今までそこにあったように何気なく収まっているので、特別すごいわけじゃない。
仕事も普通にある仕事。
でも、その外壁の切り取る加減だとか、微妙なものがあって、切り取った外壁と、サッシの間に防水シーリングという、雨漏れ防止を施すのだが、その厚さというかサッシまでの距離が少しでも短くし、コーキングの幅を狭するのがコダワリといえばコダワリなのです。
こんなことどうでもいいよね。たぶんお施主さんも、そんなこと言われても解らないことだと思うけど、そのコーキングの幅というちょっとしたことにコダワっちゃうんです。
サッシには、ツバがついていて、そのまま収めるとかなりそのコーキングの部分が広くなって、みっともない収めになります。
必ずその隙間は出来ちゃうのだが、少しでも細く見せるために、行ってこいで、取り付ることになるのです。
普通に取り付ける職人もいるでしょう。そんな取り付け方をしている現場も見ているし、
でも、ちょっとしたことだけど、行ってこいして、取り付けると少しは、カッコもよく見えます。
そして、その後は防水のコーキング。
これがまた、サッシのつばの裏面にコーキングがつかないように、バックアップ材か、ボンドブレイカーなるものをやってから、コーキング材を入れないといけない。
ただ単にコーキングしちゃうと、これが、3面接着といって、振動した時に亀裂が入り安くなるのです。
こんな場合は、必ず、2面接着になるようにコーキングを打たなきゃいけないのですが、これがまた、リフォームだと、大工さんが行っているので、その理屈がわからない。
でも、たまに、解っている職人さんがいて、そんな話をすると、お互いにウンウン頷き合って仕事することになるわけです。
なんだか素人には解らない話でしょうけど、今日のところは許してね。
カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
投稿情報: マークジェイコブス バッグ | 2013年3 月14日 (木) 00:11