少し遅ればせながらではあるが、29日の内藤対亀田の一戦は、見ごたえがあった。
こんなこと言っちゃ、テレビの3文評論家と同じだが、4文、5文どころじゃなく、
全くの素人だから、全然かまわないので言っちゃおう・・・
内藤の入場が拙には、気に入らなかった。
なんだか、いつもの冷静なひた向きなチャンピオンではない・・・
なんであんなに、雄たけびパフォーマンスするのか、あんな内藤は初めてみた。
あれじゃ、はじめから負けを認めているようなもの。
年分のだけ、やっぱり、拙も内藤贔屓ではある。
若い亀田を応援したい気持ちと、4分6分ってところ。
前の日の、スマスマだったか、テレビのコメントで、負けたら、引退の発言も、気になった。
負けたら引退発言して、ボクシングに限らず、勝った試しがない・・・
その日は早く帰って、テレビっ子の拙は正座ヨロシク待っていた。
で、あのチャンピオンの入場である・・・
ムムムムム・・・ちょっと気になった・・
身体は両者とも、さすが見事に仕上がっている。
にわか5文評論家の拙の目にも、亀田の動きのほうが早いのがわかった。
というより、内藤の動きが堅いように見える。
で、ラウンド開始時のセコンドアウトし、ゴング鳴る直前の瞬間の、挑戦者亀田の顔。
ものすごく冷静な表情、あんな冷静な顔をするのか、戦っている最中に・・・ちょっとビックリ。
戦い方が、ものすごくクレバーだったのは、解説者じゃなくてもわかった。
一方、チャンピオン内藤は、年甲斐もなく、気持が先行していたようだった。
もう後がない状況で、ばかな戦い方というか、気持のもっていき場所を間違ってしまった。
本人が、一番悔しくかろう、ものすごく気持ちがわかる。
国民の期待、なんて言われたいるもんだから、自分でも意識しちゃったのかもしれない。
最後には、絶対、ヒールを倒して、ベビーフェイスが勝たなくっちゃいけない筋書きを演じなければ・・・
なんて、考えていたのかも・・・
自分で、3文役者を演じてしまった。
亀田のほうが、ボクシングというスポーツに徹していた。
内藤は余計な感情が入った分、動きと頭に微妙なズレを生んだのかも・・・
スタミナ、体力は35才とは思えないくらい素晴らしく仕上げてきたのが解る。
冷静さが上回ったぶんだけ、亀田の勝因と感じた。
内藤は、最後の試合で、肝心なものをやり残した。大きな宿題をリングに置いてきた。
たぶん、まだ 引退はしないと思う。
出来るだけ早いうちにもう一度、挑戦することである。
今度こそ、スポーツとして、自分にリベンジしてほしい。
亀田の挑戦を受けた勇気に敬意を表したいと思うし、
今度は、新チャンピオンが、その挑戦を受ける義理があるはず。
その時こそ、また、世紀の一戦になる。
やめられまへん~~~
最近にないボクシングが面白い。
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