久しぶりに、人間学研究会に出席した。
今年初めての、会合だった。
矢野先生にお会いするのも久しぶり・・・お元気そうでなによりである。
前回までは、新渡戸稲造著、代表的日本人 であったが、一応終わったので、
今回からは、同じ新渡戸稲造の武士道を参考書としてお勉強する。
初めて読むが難しい御本だ。
こんな勉強会でもなきゃ、一人では絶対に読もうなんて思わない本である。
序章しか進んでいないが、つっかえつっかえ声を出して読むと、なんだかそれだけでちょっとは偉くなったような気分になるから面白い・・・単純?・・・そのとおり
代表的日本人も武士道も、どちらも原文は英語である。
新渡戸稲造は明治の人。クリスチャンでもある。
日本、日本人を紹介する為に書いたとされるこの2著。
日本語の他、ロシア語・フランス語・ボヘミア語・ハンガリー語・などなどいろんな言葉に翻訳されている。
マラーティ語とかにも訳されているとか、どこの言葉かも解らない・・・
偉いもんである・・・こんな偉い人がいたもんだと思うと日本人としてうれしくもある。
ケネディ大統領が、日本の記者団に囲まれて受けた初めての質問。
日本人で尊敬する人はいますか?
Youzan Uesugiと答えたそうな。
うえすぎようざん(上杉鷹山)????
その場にいた記者全員が知らなかったという話はあまりにも有名と矢野先生が仰っていた。
新渡戸稲造の代表的日本人の中に、上杉鷹山が取り上げられている。
江戸時代、米沢藩の財政を立て直した藩主であるが、拙も初めてこの勉強会で知った次第である。
今の時代、偉い人、特に日本人の偉い人を知ることがとっても大事なような気がする。
自信が失われている現在の日本。
自殺者がまた、3万人を超えたというニュースが聞こえてきた。
自虐史観の強い日本人になってしまった現在、こんなに偉い人がいたということを知るだけでもうれしくなる。
そして、今度は、武士道・・・
どんなことを昔の日本人は思っていたのか、武士道なんて、今の世にはない・・・
と思ってしまうが、はたして本当だろうか?武士道とは何なのか?
本当にあったのか?
矢野先生の博識の解説を聞けるのが、また楽しみである。
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