何度も何度も申し上げてきたことであるが、
リフォーム時こそ、耐震補強の絶好期。
世には、リフォームと耐震補強とが、ぜんぜん別物のように思っている人が多い。
キッチンを交換して、お風呂をシステムバスにして、壁紙を張り替えて、間取りを使いやすく直して・・・
先ずは、最低このくらいは考えているんだけど・・・耐震もいずれやらなきゃいけないけど、次回ね・・・
このうような方が実に多い。
耐震補強と他のリフォームと同列に思っている。
何も、耐震補強が偉いと言っているわけではない。
例えば、キッチンを交換する場合、流し台だけ換える人はそうそういない。
皆さん大体、キッチン周りの壁も拭きやすいキッチンパネルとかにする。
また、お風呂をシステムバスにするということは、今のタイルやなんかは全部解体する。
何を言いたいかというと、壁をはがしすことが前提の耐震補強の工程の一部を含んでいるのである。
構造を露わにし、そこを補強することが耐震補強工事である。
だから、リフォームする時こそ、構造をいじるチャンスなのである。
壁紙の張り替えにしても、今の壁紙をはがさなければ、新しい壁紙を張れない。
はがして、新しくするのであれば、補強するチャンスなのである。
壁紙と耐震補強、一見全く別のジャンルである。
耐震補強と他のリフォームが違うということは、こういうことである。
外壁の塗り替えにしても、キレイにする前に、補強するのであれば経済的である。
耐震補強工事は、はがして、補強して、また、ふさぐ・・・という工程をふむ。
リフォーム工事の工程の中に、耐震補強工事の工程の一部が入っている。
補強個所は、詳しく調べなければ解らないから、したいリフォームの個所がすべて補強工事の対象になるとは限らない。
お風呂がいつも補強しなければいけないのかというと、そうではない。
キッチンがいつも補強する場所とは限らない。・・・・そんなことわかるってるよ
失礼しました。
どこか、頭の隅にでも覚えていてもらいたい。
リフォーム時こそ、地震に備えるチャンス・・・・なのである。
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