久しぶりに、親族が集まった。
正月には集まっているから、まだ3カ月しかたっていないのに、だいぶ前のような気がする。
時がたつのは早いものと言ったが、矛盾している。
イクチャン、トモチャン、フブキ、甥っ子達も元気な様子で何よりだ。
イクチャンがこの4月から小学校だ。トモチャンも年中さんになる。フブキも働きだした
やっぱり早いもんだ。
今回集まろうと言い出したのは、すぐ下の愚弟である。
愚弟と言っているが、実は、これが一番しっかり者である。
何かの行事の時は、いつも頼りになる。仕切る。
拙は長男なのだが、どっちが長男かわからない・・・
親族が集まる時っていうのは今のところ、不祝儀が多い。
あばあさんの時も、父の時もそうだが、葬儀を仕切ってくれる。
裏方のような仕切り方であるから、まず長男の拙は、何にもしなくてどっかりと座っているだけでよい。
で、挨拶となるとそこはやっぱり、ご長男様どうぞ、となる。
おいしいところだけ持っていく。
お膳立ては出来ている。
でも、皆さん知っているが、準備は全部この弟がやっている。
昔はこんなに、よくできた弟ではなかった。
むしろ拙が面倒を見ていたほうだ。
どこ行くにも金魚のフンのごとく付いてきた。
そりゃ弟だから、しょうがないかもしれないが、あれはいつ頃だったか・・・
中学生になったころか・・・突然まとわりつかなくなった。
兄離れが遅いといってもいいかもしれないが、自覚というか出来てきたのだろう。
大人になってからは、からっきし、立場は逆転・・・
拙としては、頼りになる弟ではあるので、助かっている。
実はもう一人いるので、3人兄弟なのだが、末っ子もなかなか出来ている。
自分で弟のことを褒めるのもへんなものだが、二人ともホントによく出来ているので、他に言いようがない。
母親にもいわれていることだからして、お前が一番出来が悪い・・・
面と向かって言われたことがないが、たぶんそんなところだろう・・・
ま、これも事実だからしょうがない。
それでいて何もせず、ドカッと座っている。
親族集まりの時が、長男を感じる唯一の場面である。
家での待遇とずいぶんギャップがあるのはなぜだろう・・・?
貧乏人のおぼっちゃま・・・愚妻が頭にきたときにいうセリフである。
全く的を得ているので、言い返せない・・・
思い当たる諸貴兄姉氏もいるはず・・・
えっ、同じにするなって・・・
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