晦日の昨日は、銀行、役所が混んでいた。
住宅金融支援機構の窓口が横浜駅西口の横浜銀行本店の8階にある。
住公センターというところに、高齢者向け特例返済制度の申込に行った。
書類がたくさんあって、今日全部できるかどうか心配したが、今日申し込めなかったら連休明けになっちゃうので、なんとか受理してほしかった。
以前にも紹介したが、この融資制度はちょっとばかり変わっている、日本にはあまりなじみのない制度であるから、知らない人も多いことだろう。
住宅金支援機構、以下機構という。
住宅金融公庫は知っている人も多いだろう、いわゆる公庫である。
戦後焼け野原で住宅が少ない時に、住宅を持ちやすくする為に公庫は立ち上がった。日本の政策である。
公庫で建てた方も多いことだろう。
しかし、近年もうすでに公庫の役目は多くなく、住宅ローンは民間に譲ることになる。
そこで、機構という形でいままでとは違った住宅に対する支援を行っている。
一番有名なところでは、フラット35であろう。
固定金利の35年住宅ローンである。これがまた、中古住宅でも使えるものもあり、これを解説すると長くなるので、このはなしはいつかまたここでしよう。
きょうは、高齢者向け返済特例制度の話だ。
機構の面白い融資制度の一つである。
60歳以上の方限定、上限1000万円、返済は金利のみという変わったリフォームの融資である。
元金はどうするの?・・・そう、元金は亡くなった時に一括返済するのである。
えええええええええええええええええええ、けっこうビックリする先輩もいらっしゃるだろう。
死んだら、生命保険で元金払ってね・・・とでもいうのか・・
生命保険だけじゃなく、何でもいいが、とにかく元金は亡くなった時、それまでは、毎月金利だけ払っていればいいのである。
これは、リバースモーゲージ型融資という。
眠っている資産の先取り有効利用とでも言っておこうか・・・
自分の財産である土地建物を生きている間に、資産として先に融資を受け、死んだら資産で元金返済ということである。
それを利用して住宅をリフォームする。耐震補強もしくはバリアフリー工事をするのも条件である。
経済の活性化に役立つとして機構が始めたことであるが、これがあまり日本人には向かないようだ。あまり使われていない。
命と引き換えに金を借りる、というイメージは馴染みがないようだ。外国では普通にあると聞く・・・
最初に始まったころには、けっこうトラブルも多かったようだ。
そこで、カウンセリングという制度が取り入れられた。
カウンセラーが事前に相談にのり、制度の事を説明し理解してもらうことが条件となった。
筆者もそのカウンセラー資格者なので、しっかりと説明したつもりだが、こちらもまた、初めてなのでシドロモドロだったかもしれない。
幸い今回の利用者の方が、しっかりと把握してくれていたので助かった。
今回初めてこの制度を使ったが、なんと横浜銀行の担当者もはじめて受け付けたようだ。それほど使われていないのだ。
けっこう露骨にいやな顔をした。面倒くさいのであろう。あまり使われていないから、よくわからないというのが本音のようだ。
お互いイマイチ解からない同士なんとか書類を確認し、先ずは、申請を受け取ってくれたので助かった。
晦日に動きまくったのは、もうひとつ、介護保険の申請である。これもまた、こちらは区役所であるが、ギリギリで受け取ってくれた。
そして今度はお客様。こちらは住宅エコポイントである。説明した・・・
なんだか、ものすごい制度ばかりで頭の中が、いっぱいいっぱいだ。
以前はリフォームと言うと現金ばかりだった、もちろん現金の方が圧倒的に多いことに変わりはないが、最近はこんな融資制度や補助金が多くなってきた。
これに今度は、税金が絡む。そう、所得税減税や固定資産税の減税を申告するということだ。
これにも気を付けないといけない。かなりの減税があるから、リフォームはけっこうしっかりとお金の計画をしてもらいたい。
ここでも、これから、お金の話もしていこうと思う。知らないと相当な損する話でもあるから・・・
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