GENLOGだったり、こばちゃんブログだったり、あっちゃこっちゃで紛らわしいが大切なことなので、「一部」の話をもう少し・・・
上部構造評点1.0の中身について、ちょこっと話すと、まず4つの数値を出すことになる。
4つとは、1階と2階の平面的に見て、縦横の壁のラインを想像してみよう。
1階のX軸とY軸、2階のX軸とY軸・・・
そう、昔々・・・中学校の頃いやだった算数の授業で出てきたやつである。
そんなに難しい話ではないので、まぁ聞いてくれ・・・
その1階のX・Y、2階のX・Y。この4つである。
この4方向別に、それぞれ評価の数値を出す。
例えば、1階X・・・0.5、Y・・・0.4 2階X・・・0.6、Y0.7だったとする。
このような数値は非常に多いケースである。
この4つの内評価としての点数は一つで、4つのうちの一番低い数値が評価のとなる。
この場合、1階のYが0.4と一番低いので、この家の上部構造評点は0.4と診断される。
ここまでは以前にも書いたと思う。
続けよう。
この評点0.4を1.0以上に上げるのが、耐震補強となるのが筋である。
ということは、もうすでにお気づきだろう。
この例の場合、4つ全てを1.0以上に上げなければならない。
逆に言うと、4つの全ての方向で、一番低い数値を1.0にまで上げなければ上部構造評点は1.0以上とはならないのである。
ふりかえって、阪神淡路の震災の被害状況を見てみよう。
2階は潰れなかったのである。
極端すぎる言い方をいつも注意されるが、このほうが解りやすいと自負している・・・
古~~い住宅、土の乗っている瓦で、伝統工法的な家は、シロアリにやられてたりして、1階も2階もなくペチャンコに潰れていた。
しかし、新しい住宅も倒れたのだ・・・築2か月の住宅も倒れた・・・築2か月である・・新築である。
どういう倒れからかというと、1階が2階に押しつぶされていた。
2階だけみると被害なしの感じである。
この二つのパターンしかないのである。
古~~い住宅のペチャンコか、1階だけ潰れるか・・・
2階だけ倒れたという例がない。
寝るのは2階にしていたほうがよい。命が欲しければ・・・
で、行政も一向に進まない耐震補強に気をもんでいる。
先日、住宅耐震課のイケメン、ジャニーズ君と話してきた。
事後の復興費用を試算してみるととんでもない金額になる。
事前防災の耐震補強をもっと進めなければ・・・と仰っていた。
そして、密集地域で阪神淡路クラスが起きたら、大変なことになる。
だから、今回の「一部」は期限を切ってはいるが、事前防災として進めたい・・・とのことだった。
2階はいい、後回しでも・・・
とにかく1階だけでも、耐震補強してくれ。
多少の違反建築は目をつぶろう・・・ってことにもなっている。
ものすごく画期的なことである。横浜市の行政としては。
この「一部」の11地区をよくみてみると、確かに住宅の密集地域で、違反建築の多い地区でもあるが、同時に
もし大地震が起きたら、被害のもっとも多く出る地域でもある。
その地域にお住まいの諸貴兄姉氏は、是非チェックしてほしい↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/guid/kenki/bousai/mokutai/ichibu/
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