耐震専門家育成プロジェクト・横浜の講習会が関内ホールであった。
どんなものかと思いきや、単なる耐震補強に関する建築士への啓蒙活動である。
大それた名前の割には、啓蒙活動にとどまる内容にがっかりした。
正直途中で寝てしまった。
今回は特別講演ということだったので、もう一度ある2回目の講習会に期待したい。
それにしても関内ホールの地下ホールがけっこう一杯になっていた。
1月17日というまさしくタイムリーな日を選んだこともあるのか。
横浜市だけではなく近隣の市からも来ているからか。
これだけの関心が専門家の中であるのに、なぜ横浜市の耐震補助金の利用が進んでないのか・・・
横浜市にある不適格住宅、いわゆる古い基準の住宅は約16万5千世帯だという。
そのうち、25,000件が市の無料耐震診断を受けたという。
そのうち、1,500件が補助金を使って耐震補強したという。
たった1,500件・・・・・
トホホである。
約2,000あると聞いていたが、なんと500件も少ない・・・
1,500も2,000も同じか・・・目くそ鼻くそである。
どうする・・・これで阪神淡路クラスの地震が来たら・・・
なんで横浜市民はこんなに至れり尽くせりの補助金を使わないのか・・・
業者が進めていない現実が一方ではある。
と、行政ももう少し広報活動に力を入れてもらいたい。
国も平成27年まで耐震化率90%、32年までに95%という数値目標を出している。
地方行政はこれに向かって努力する義務があろうから、横浜市も今回、専門家を育成するというこんな名称のプロジェクトを発信したのだろう。
次は市民への啓蒙活動も期待したい。
耐震補助金説明会では、横浜市の補助金自体知らない人が多い。
8割以上は知らないという・・・
すでに無料診断を受けた方は1割にも満たない。
広報活動が浸透していないと言っていい。
市の担当者は、広報したんだけど、なかなか皆さん集まらないんだよね~と言っていたことがある。
でも、LLP職人倶楽部よこはまで広報すると10人くらいは集まる。
たいした広報でもない、タウンニュースさんと広報よこはまで、協力いただいて開催する区だけでのお知らせである。
今月は泉区と港南区で開催するがすでに両方で25人の予約がある。
関心がないわけではないと思うが、早く準備しないと・・・
いつ来てもおかしくない・・・阪神淡路の二の舞はしたくない。
被災者の方々の思いも同じだろう。
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