クライストチャーチの被災者、そのご家族のことを思うと言葉がない。
ニュージーランドは地震国・・・しかも免震装置発祥の地だという。
しかし、その後日本のほうがはるかに広まった。
あたらし物好きが功を奏したのかもしれない。
NZは古いものを大切にする国民性という。
イギリスよりイギリスらしい風景。
それだけに古い建物が大事に使われてきたのだろう。
今回の大地震以前の町並みをみると確かに風情あふれている。
しかし、それにしても、あのエレベーター廻りだけが残ってあとは無残にも崩れ落ちているのが印象的だった。
エレベーターだけ丈夫に造ったのか、それともあとからエレベーター部分だけ建て増ししたのか・・・
いずれにしても圧倒的にそこだけ強かったのだ。
これが災いした。
いわゆる偏心が大きくなりすぎていたのがよくわかる。
あのエレベーター部分を軸に建物が回転し揺れた。
もしあの部分も同じくらいに弱かったら、もしかして残っていたかもしれないと思うのは浅はかだろうか・・・
そんなことを考えるのはプロとしていかがなものか・・・
それにしても、あれほどの地震の多い国でありながら、古い建物が平然と残っている。
耐震補強や免震をしていないのか・・・
やっぱり人類は何十年単位の災害には無頓着なのだろう。
毎年来る台風や雨ばかりに対策をしている。
川の氾濫が文明をつくったくらいだから、毎年のことは気になるらしい。
何十年何百年に一度では、進化しないということが解った。
地震では進化しない。
洪水のみが進化を支えたらしい。
一つだけ言っておかなければ・・・今回の日本の援護は早かった。
テレビでも批判は聞こえなかった。
よかったなら少しはほめてもいいのでは・・・
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