拙には人として決定的に足りないものがある。
それは何かと聞かれれば、お答えしよう。
と言ってもこれだとハッキリ出てくるもんじゃない。
やさしさかと言えばそうだと答える。
誠実さかと問われればそうだと言う。
じゃ、どちらも持ち合わせてないのかというと、そうでもない。
いや、自分ではすこしは持ち合わせていると思っている。
決定的に足りないものとは、ないもの、持ってないということだ。
少しもないのである。
何か・・・
よくわからないが、人と話しているとまたに、あっこれだと気づくことがある。
次の瞬間、それが何かわからなくなっている。
・・・しょうがない・・・だって、もともと持ってないのだからして、それを特定し認知することが出来ない。
たまに、あっと思うが、解らない・・・
これを本当の認知症という・・・らしい。
他の人にはあって 自分にはないもの。
普通の人間なら、たいてい誰でもちゃんと持っている。
ないと生きていけないほどのものか・・・
いや、この歳まで曲がりなりにも生きてきたから、別になくてもいいのかもしれない。
親知らずみたいなものか・・・
いや、ちょっと違う・・・大変違う。
言葉にはうまく言えないが、きっと人として大切なものなんだろう・・・
そのくらいは解るので、これがまた厄介なのである。
それがどうも気になる。
人生はそれを探す旅なのかもしれない。
そして、もし見つけられたら、磨きこんで大切にしたいと思う。
だって、軽んじてたら、また、なくしちゃいそうで・・・
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