耐震説明会なるものをかれこれ60回以上やってきた。
道具をキャリア車、そう、あの買い物でよく使うあれだ。あれに2台きっちり積み込む。
それを引いて、各区公会堂を廻っている。
ドサ回りの芸人と自分で言っているが、どうもピッタリで、自分ながらにうまいこと言うなと・・・
昨日は旭公会堂で一芸だった。
予約は14人。普段より少し多めか。やはり1月は耐震月間でもあるからだろう。
と、思っていたら飛び入りが7人も来た。
会場の都合上、予約制にしているが別に座る席があれば飛び入りでも問題はない。
2,3名はよくあることだ。
それが、7名ともなると資料も全部用意できず、足りない人も出てしまった。
いや~まいった・・・7名の飛び入り参加はこれまでで一番多いんじゃないか・・・
参加者自体多かったのは、震災直後の昨年4月5月が一番だが、飛び入りは今回が一番か・・・
・・やっぱり、一昨日朝の揺れが原因か・・・
少し揺れると、普段は見過ごしていることが頭をもたげてくるようだ・・・
それとも、M7.0クラスが4年以内に70%の確立で起こるという政府のあの発表の影響か・・・
耐震って、普段は心の奥底に隠れている。
誰も直面してみたくない心理がある。
それより、水廻りだとかが気になるし、雨漏れなんかは黙っていられない。
ところが、ちょっと地球に揺すられたり、危ないっていわれたりすると、考え始める。
ところがいつまでもその考えは続かない。
行動しないと、すぐに忘れる。
で、また揺れて思いだし、心配になり・・・
と、その繰り返しが現実だろう。
どこかで安心したいという願望がある。
診断してもらって、大丈夫と言われたい心理がある。
でも、もしかしたら、ダメとなったらどうしよう・・・
よくわかる。その心理は。
でも、どうすることもできない・・・
結局、専門家に相談するしかない。
それともあきらめて考えないことか・・・
でも、でも、でも・・・
拙にも正直わからない・・・
わかっていることは、出来るだけ多くの方に啓蒙活動し、必要な方に、出来る一番いい方法で耐震してもらうこと。
これだけである。
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