昨日は、初心と言ったが、
心の奥底にあるものに、もうひとつ、本性というものもある。
根っこともいうかもしれない。
これが人間の本当の価値を決めるものかもしれない。
よく、根っこが腐っている。という・・・
根がいいともいう・・・
この根っこ、生まれた時から決まっているわけではない。
いつ頃出来るのか?たぶん物心がつくころではないかと想像する。
たぶんそうだ。
それと、若い時の経験も影響するだろう。
若くても二十歳からせいぜい25歳くらいの時に、壁にぶち当たったり、苦労したりすることが正しい根っこをつくるのだと思う。
心を鍛え、たたかれ、そこから、自力で乗り越える。
これがなくては、いい根っこは出来ない。
初心とは、この根っこに一番近いところの事である。
根っこから発するものでなくては、初心とは言わない。
あっ、これっていい感じ!と思うもの。それは、今まで経験がなくても、全て根っこが関係しているものである。
ずーっと以前に、もしかしたら、生まれる前かもしれない・・・危なくなってきた・・・
同じようなことがあり、それが根っこになっている場合がある。
年になって出来ること。それは、自分の根っこを育てること。
そこにしか、満足感や充実感は得られないのである。
しかし、人間が本来持っている根っこがいくつかある。
これは誰にでも持っている根っこである。
一つには、利他の精神である。
人に喜んでもらうという精神、これは人間なら誰にでもある。
あなたの仕事は、世の為人の為になっていますか?
世に問うてみようではないか。
これが、自分の根っことどう関係しているか。
根っこからの叫びに応えていれば善し。
職業に貴賎はない。
世に問うてみて、根っこに問うてみて、善しならば、それがあなたの道である。
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