娘を人身御供に差し上げて、親は生き延びる。
かつて、こんな歴史があったのか・・・
スタローンのアフガンを題材にした映画が大ヒットしたことがある。
あれは、アメリカは自国民を一人でも必ず助けに行くという内容に感動するのだ。
横田めぐみさんの母がアメリカでも大切に迎えられたのは、それでも耐え続ける母の姿がそこにあるから。
ブッシュ大統領は日本の首相よりはるかに、めぐみ母を丁重に扱わねばならなかった。
このあたりの国民感情はアメリカ、いや、どの国でも最も重要視されていることである。
人間のいわば、絆、ここを抑えなければ、リーダーとしての人間性が問われる。
いやリーダーにはなれない。
この人は本当に私たちを守ってくれるリーダーなのか・・・
そして、国を発展させて、よい方向に導いてくれるのか・・・
これが国民感情ではないだろうか・・・
アメリカ大統領の就任演説はそれまで、「神のお導きを・・・」的な内容が多かった。
それをケネディ大統領は、「私に国民と共に、危機に挑戦する勇気をください。」と言い放った。
このもたらされた勇気に、キューバ危機は避けられた歴史がある。
人間には、ましてや、一国のリーダーにはこのような勇気が必要であることは言うまでもない。
今、中国はものすごい国民感情が盛り上がっている。
素晴らしい演出である。
これほど、国民のモチベーションが上がる術を筆者は知らない。
戦争の勝利に匹敵する機運である。
オリンピックの金メダルを立て続けに、10個とってもこれほどには盛り上がらないだろう。
ワールドカップに初優勝したらどうだろうか・・・
昔、日清戦争の後、ロシアの干渉に臥薪嘗胆とばかりに耐えた歴史がこの国にはある。
その時は、井戸端のお母さんたちも洗濯ものを投げつけて悔しがったという・・・
臥薪嘗胆の逸話はその時に紹介され、有名になったらしい。
今の日本に臥薪嘗胆の機運が起こるのだろうか・・・
当時の日本は国力を鍛えて、来る戦争に備えた。
そして見事、日露戦争に勝利した。
提灯行列がならび、それこそ国力は一段と上がったことだろう・・・今の中国のように・・・
今の日本の最上の策は、船長の解放、これだったのか・・・
どこまで外交を気概を持って取り組んだのか・・・
いや、誰が考えに考えて判断したのか・・・
クヤシイ気持ちしか残らない。
いや、情けない・・・
ニュースをみるのがいやである。テレビのコメンテーターの話を聞くのもいやだ。
愚痴になるのであまり止そう・・・
小さなこの国の領土、大切な娘、尖閣よ。
人身御供になってくれと言われた尖閣よ・・・
それが親か・・・
そうか、最近の親は子供を自らが虐待し殺す。
こんなことぐらい何でもないのか・・・当り前か・・・
日常茶飯事にまかり通っていることに何の違和感も持たなくなった。
やはり、人間学が最優先のような気がする・・・
素晴らしいリーダーが現れないかなぁ~
今こそ人間学の出番ですか・・・
情けないですね、悔しいですよね(>_<;)
日本国民は落胆していますが、政治家は国民が選んだのも事実ですよ。野党も国民も自分で責任をもって対応を決める訳ではないからどんなコメントでもできます。悔しいけれど、日本には権威ある法治国家というプライドが無かったと思うしかないし、そういう国の市民であることを残念に思うしかないんだろうと感じています。
外交への意識に何かズレがありますね。なぜ日本政府が譲歩や受容をする上、外国の首脳に「ここってあなたも守ってくれる範囲ですよね」と確認しなくてはいけないのか。自分のことを自分で守れなくて、国家と言えるんでしょうか。
本当なら、不満があるならデモや抗議活動が各地で起きてもおかしくないのに、国民もなぜか受け入れ、こうするしかなかったと自分を納得させているように見えます。何もしないのは、政府の結論を受け入れたことになります。もしこれが韓国やタイで起きたことなら、市民が国旗を振り上げて政府を大批難したのではないかと想像します。
野党も野党で、政府の決定に文句があるのに口ばかり。最高決定権者を突き動かす度胸の持ち主は野党にもいないんです。国の中で与党とか野党とか言っているうちに、本当にどこかの属国になってしまいますよね!(すでに、日本の半分はアメリカの属国、3割は中国、2割は韓国のものかもしれない。)
投稿情報: Katou | 2010年9 月26日 (日) 09:40
本当にそうですね・・・
昨日のニュースで、ロシアがまたも出てきました。
9月2日を戦争記念日とするそうです。
日本が終戦協定を受け入れた日だということです。
ロシアとは、北方領土問題がありますが、これをないものとする既成事実を作ろうとする考えです。
ロシア国民に対する啓蒙活動です。
だから、いわんこっちゃない・・・
世界を相手にする外交は、特に中国・ロシアは絶対に油断できない相手なのだ!
歴史が語っている。
ロシアは、凍らない港が欲しくって南下政策は国の悲願。
広大な領土を持っているが、ほとんどはシベリアという使えない土地。今でこそその下に眠る資源に気づいたが、あそこは簡単に手がつけられない。ツンドラを溶かすと地球規模でとんでもないことが起きるから。
中国もそうだ。やっと眠れるトラが目覚めたのだ。
明治のあのころはトラにもなっていなかった。だから簡単に日本ごときにやられた。
今は違う。名前の由来、秦の再来である。
そう、あの始皇帝の秦。
ロシアと中国、この二つに見らまれている日本。
今こそ維新の志士が必要なのでしょう。
韓国も黙っているとこの二つからなめられることは、歴史上、身にしみているので、弱みを見せた日本を餌食にするだろう。
いじめられないのは、いじめっ子の仲間に入って、一緒にいじめることである。
自分の身を守るために、今度は韓国が出てくるはずでしょう。
竹島あたりが丁度いい題材になる。
本当に日本に正念場が来ました。
投稿情報: コバ | 2010年9 月28日 (火) 06:19