もう、日本は主権国家ではない。
完全に四流国、五流国である。いやそれ以下である。
少なくとも世界はそう見ている。
主権国家だと思っているのは自分たちだけだ。
いや、既に自分たちも主権国家などとは思っていない。
その意味も理解できていないからだ。
中国は完全にその昔のように、中華思想を振りかざしている。
世界の中心は中華。廻りはすべて属国。これが中華思想である。
そこに、日出ずる国と称し、日没する国と称した聖徳太子。
その気概は死んだ。
伏線はある。
既に書いたように、小沢一郎の天皇陛下謁見一ヶ月ルール事件である。
その前から、尖閣諸島での中国油田開発を見過ごしていたんでは、もうどうしようもない。
東シナ海に領土問題はない。都合のいい言葉である。
だったら、なぜ尖閣諸島の油田を放置しているのか?
資源に乏しい国に豊かな油田があるのだったら、自衛隊を派遣して防衛しなきゃいけないのではないのか。
領土問題がないということは、中国の油田開発も問題なしと認めたことになる。
問題なしと逃げていることが問題だ。
だから、言わんこっちゃない。司法も戦う意思がない。
恐れていたことが起きた。船長の解放である。
中国のなりふり構わない横暴。フジタの社員を拘束したというニュースだ。
これはもう、完全に宣戦布告である。
腰ぬけ外交に、日本人の誇りはかけらもない。
どうにかあるのは、世界からの同情がお情け程度にもらえることは約束しよう。
これを問題視しない風潮があることも国を腐らせていることの真髄と思う。
この事件は本当に悔しい。
情けない・・・
いつからこんな国になってしまったのか・・・
悔しいから違う見方をしてみよう・・・
世界は中国の傲慢さを改めて知ることになる。
そして、日本の腰ぬけ・・じゃない、大人の平和主義を評価する。
さすが、戦争放棄した国だと。
中国も、単純には船長を解放できない日本に、フジタの社員を拘束して政治取引をしやすいように取り計らった。
日本に対して、船長を解放させる条件をつくってくれた。
だったら、もう少し、こじれるまで待てばよかったのに、もう早すぎである。
もう少し政治問題にしてから、人質交換のようにお互いに開放すれば、日本の沽券も少しは救われたかもしれない。
逆に言うと中国も日本政府のことを考えてくれて、身柄拘束までしてくれたのかもしれない。
それが、もうこれは大変だとばかりにすぐに船長解放・・・
これじゃ、せっかくの中国の配慮も肩透かし。向こうでも拍子抜けのお笑いだろう・・・
政治とは、外交とは、こういうものじゃないだろうか・・・
どこまで行っても、二流国にはなれない・・・三流国も遠い・・・
一体だれが、今回の問題で中心となって指導したのか?
こういう非常事態の時のリーダーシップを発揮するシステムがあるのか・・・
なんだかその辺りも国民としては不安が残る・・・
愚痴ばかりになってしまったが、どゆこと?である。
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