内装業時代の弟子だった秋山君の結婚式があった。
やっと、やっと・・・ご両親も仰っていたが、やっと結婚してくれたと言っていた。
38歳になったという。
そうか、19才の時に出会ってから、もう20年近く経つのか・・・
気のいいやつで、頭もよく、いい職人だった。
けど、当時からどうも職人って感じではないような気がした。
今は、工事管理をしているという。
最近、懐かしい人たちの声を聞いたり、会ったりする。
彼が勤めている工務店が、面白い名前だった。
守家工務店といって、家を守るという意味から付けたらしい。
素晴らしい発想だなぁ~と感心した。
家を守るの意味で調べてみたら、ヤモリが出てきた。
そういえば、うちのヤモリを最近は見ない。
あまりの暑さで、この夏は出ないのか・・・くたばってしまったか・・・
このヤモリ、原生林にはいないらしい。
民家にいて、蚊やゴキブリなどの害虫を食べている。
似たので、井戸の害虫を食べて、井戸を守るのがイモリ。
イモリは腹が赤くて、毒を持っているという。
イモリは両生類で、ヤモリは爬虫類なんだって。
ヤモリは、非常に弱くって、さわると骨が折れることもあるという。
素手で触ろうとするとかみつく事があって、人にかみつくとあごの骨が折れることもあるという。
なんて情けない爬虫類か・・・
明かりのつく電灯の廻りなんかに現れて、明かりに引き寄せられる虫を食べている。
そんなところから、家を守るという名のヤモリ。日本の名前らしい。
うちのヤモリは、いつも外灯の、決まっている場所がある。
初めのうちは、わーーーって思ったが、慣れてくると親しみも湧いてくる。
今度会ったら名前でもつけようか・・・
御苦労さんという気持ちを込めて。
コメント