外交の手腕がてんでダメな日本。
小沢一郎の政局手腕を外交で試せないものかという意見もある。
管内閣は、大臣クラスに小沢色を排した格好だが、副大臣・政務次官クラスにはけっこう小沢グループが入っている。
これは、小沢グループが若手に多いからだろうという説もある。
それはさておき、肝心の小沢一郎はどうか・・・
あの政局の剛腕ぶりをそのまま外交に持っていけないものかと思うのは筆者だけだろうか・・・
外交となると、外人相手である。
外人に剛腕オーラが通用するのかどうかが問題ではあるが、今の日本にあれほどの剛腕ぶりを発揮できる政治家が他にいるか・・・
でもでもでも、悲しいかなそれもダメダメである。
そう、いま問題の中国に対して、からっきしだからである。からっきしのさわぎどころではない。
昨年の天皇陛下謁見予約事件を覚えているだろうか・・・
小沢一郎が率いた中国訪問団、600名を引き連れての中国訪問。
その見返りに天皇陛下の謁見の約束、これが予約1か月前ルールを破ってのごり押し事件を記憶に残している諸貴兄姉氏が何人いらっしゃるだろうか・・・
日本人として忘れてはならない。中国のしたたかな、それでいて、強引な外交振りが見えてた大事件である。
このブログにも書いたが、中国が世界のステージで、日本を堂々と強姦したのである。
宮内庁長官が異例中の異例で、不快感をあらわにした記者会見。
天皇陛下のスケジュールは、御体調のことがあるので1ヶ月より前にそのスケジュールを立てる。というルールがある。
もちろん1ヶ月というのは、ものすごく速くて緊急性のあることであろう。
1年前や半年くらい前から、予定というのは決まっているくらいのものだろう。
それを1ヶ月というのは緊急すぎるが、それでも、外交上のことで政府から依頼があれば、天皇陛下としては当然一肌も二肌もというお考えだろう。
その政界外交上の暗黙のルールを今までは各国外務省も守ってきた。
中国が知らないはずはない。
いや、解かっていた。解かっていて、1ヶ月ルールを破らせるような要求をしてきた。
世界を前にして、日本の最高の象徴に対して、やらせろと言ってきたのである。
これは強姦宣言である。
見事に小沢一郎はその申し出を受け入れさせた。強姦の手引きをしたのである。
宮内庁長官、たしか羽毛田さんといったと思うが、遺憾という記者会見。
宮内庁長官ごときが、外交上のことに口出しするなという小沢。
宮内庁長官が、過去においてこんな記者会見はしなかったという。
であれば、なぜか・・・
ある宮内庁関係に詳しい人が言うには、天皇陛下ご自身が、困りましたね~くらいのことを仰られたという。
天皇陛下のこの言葉は重い。そう判断した長官が記者会見での言葉になった。
これを宮内庁長官ごときと発言した小沢一郎。
世界を前に見事日本を強姦した中国。
これでは、小沢剛腕は外交には向けられない。
かつて小沢一郎には一度総理大臣をやれせてみたいと思っていたが、昨今のこの変動ぶりにはガックリである。
国内の政局だけ、自分色を出したいがためにその剛腕ぶりを発揮している。
今もっとも大事な、緊張感を出しているのが、中国問題である。
これをどう対処するのか、前原誠司が外務大臣になった。
あの頑固さと、毅然とした態度に期待したい。
頑張ってほしいと願うばかりである。
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