これしかないと持っていると、そうでもない。
なんでも当てはまるもんだろうが、耐震補強設計も御多分にもれずそうだ。
さんざん考えて、これしかないなと・・・
しかし、いざ工事になると不具合がこれまたどんどん出る。
現場で壁を壊してみるといろんな問題が出るもんだ。
やれ、ガス管が出てきた。やれ、あるはずの柱がない。基礎がない。
土台が腐っている、なんてのはかわいいものだ。
そのたびに、実は経済設計になっていく。おもしろいもんだ・・・
最初に経済設計ではないのかというと、そんなことはない。
当然、無駄なことはしない、とことん経済設計にと考えている。
現場をふむ回数で、設計に幅が出来てくる。
ここが、あぶなそうだから、この程度にしておき、もし、こうだったらここに持ってこれそうだ・・・
最初の設計で、基本的な押さえるポイントがある。
偏心率だ。
初めに偏心率を良くしておかないと、あとで設計変更するときに、厄介なのである。
ここを抑えるとあとでかなり変更があっても、何とかなる。
最近は、いろんな金物、工法があって、それが、けっこう建防協(日本建築防災協会)の認定をとってるものが多くなってきたので、市の補助金利用の場合なんかは、ホント助かる。
以前にも書いたが、横浜市の耐震施行マニュアルは、おそらく日本で一番詳細に書いてあるだろう。
建築局のホームページからダウンロード出来る。
A4で厚さ1.5cmくらいある。
これなんかは、ホントに参考になるので、耐震補強の勉強会の資料として使ってほしいくらいだ。
実際、うちでは、大工会議の資料に毎回使っている。
いまでは筆者より、この資料に関して大工のほうが詳しいくらいで、マニュアルに変更があると大工から聞くと言う有様だ_ _
この資料もそうだし、補助金のテキストなんかも作っているし、そんな建築局の中心人物がいる。
桜井さんという・・・
厄介な問題はこの人に相談する。
筆者だけではない、市の職員さんも何かというと、桜井さ~ん・・・となる。
検査員にも桜井さんがこう言ってたというと、なんだか、水戸黄門の印籠のような効果がある。
みんなで、なんでもかんでもこの人だよりだ。
構造のことはもちろん、いろんなことをよく知っているし、人格者だ。
で、おまけにこれが、イケメンときている^^
筆者は勝手に、建築局のジャニーズと読んでいる。
写真を載せられないのがザンネン・・・ぎり・・・フルイです
見たいと思う諸貴姉は建築局住宅耐震課のある4階に行ってみてくれ・・・あっ、この人だ~って解るはず。
天は二物を与えたもうた・・・
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