ハイチの大地震から1年がたつ。
復興の様子がテレビで伝えていたが、まだまだかなり遅れているようだ。
印象的だったのは、世界からNGOが色々と応援していること。
そんな中に小学校が映りだされていた。
子供たちは同じ制服に、頭には同じリボンをつけていた。
テレビが来るから特別におめかししたのか・・・まだまだそのままに残る建物の残骸とは対照的。
リボンの色が鮮やかな黄色だったのが、ラテン系だなと思わせる。
ところがその学校は仮校舎、建物は瓦礫のままである。
なんでも、学校が立っている土地の地主が地代をものすごく高くしているので学校が立たないという状況だという。
地主がNGOからの寄付金を当てにして地代をふっかけているというのだ。
近代的な病院が復興のボランティアでの治療をNGOからのお金を目当てに無料で行っていたが、
NGOはそれは目的と違うということで払われていないので、経営困難で閉鎖している。
NGOからの献金目当てにいろんな問題が起きている。
このあたりは阪神淡路の時とは違うように思う。
大地震は防ぎようがない。
自然災害は必ず来る。
ハイチのような事後の問題は、日本ではあまり問題なく復興する。
なにせ、戦後を経験しているから、日本人は落ちるところまで落ちると、そこから立ちあがるのには定評がある。
しかし、ある程度予想できるのであれば、事前の対策はもっと効果を出す。
そう、事前防災である。
事後防災よりお金がかからないのは皆解っている。
簡単な自分でもできることからでも始めよう。
家具の転倒防止などは典型的な事前防災である。
もう少し余裕のある人は、耐震補強である。
また、阪神淡路の日が来る・・・1月17日午前5時46分・・・
くるくると言われて久しいが、必ず来ることには間違いない。
来ない分、そのエネルギーがより多く貯まっているのかもしれない。
普段からの用意がいざという時に、大きくかかわっている。
防災意識をちょっとだけ、今月くらいは持って廻りを見てみよう。
準備できるものが見えてくるというものだ。
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