子はほめて育てろ、ということがある。
あのテレビでおなじみ、紳助はそう育てられたのだそうな。
自分で言っていたのだから本当なのだろう。
お前は出来る、お前は出来ると言われてきたと言っていた。
出来ないのは自分でわかる、親の期待から逃げたくて、非行に走ったそうな。
悪いことをやって見つかると、周りが悪い、お前が悪いわけじゃない・・・
ちゃうねん、おれが主犯や!周りはおれの子分なんや!と心の中で叫んでいたそうな・・・
お前はいい子だ、いい子なんだ。に対して、期待されていると感じ、その犯行として非行に走った。
だから、親は子を愛しているのなら、過度の期待はするな、が彼の言い分である。
紳助だから、笑いネタにしているが、紳助の笑いには他のお笑い人とは違う何かがあるように感じる。
人間の本質を探ろうとする目、その本質を面白おかしく表現する。
お笑いそのものが最近、すごく高度になったような気がする。
一時期、お笑いは人を中傷すれば笑いになる、そんな感じで、見ていて虚しくなる笑いが多かったように思うが、
ここんとこ、お笑いが非常に人間の深いところに迫ろうとする、見ていて面白いし、頭がよくないと出来ないなと感じる。
これは、紳助の影響が大きいのではないだろうか。
親は子に期待しないでくれとのメッセージを語っていた紳助。
そうか、メッセージ性があるのかもしれない。そこが笑いの質の違いかもしれない。
期待しないどころか、期待以上の大物になってしまった島田紳助。
信じて、心に響く言葉をかけ続ける事の重要性を教えてくれたと思っている。
ターゲットストロークというらしい・・・心に響く言葉は人間を育てる。
コメント